2017.05.26資産運用

<柴沼投資塾>時事ネタ編①。相場の動きに明るくなろう!

Text : 柴沼 直美

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この原稿を書いているのは2017年4月です。以前に、2017年前半はさえない相場環境になるという予想を紹介したかと思いますが、予想以上にもたついた相場になっています。
ドラマやバラエティは得意だけど、シリアスな話題はちょっと、と尻込みする必要はありません。実は、毎日腹筋を継続してシックスパックを作るよりも、相場観を形成するほうが手間はかかりません(笑)。

4月のきな臭いニュースが相場を下押しさせているのか?

4月のニュースで目立つところは、政治的な動きですね。シリアに対する米国の空爆が実施され、そこから連想された北朝鮮への対応で、いよいよ国際情勢はカオスへと突入していくのではないかとのトーンで、政治色に染まった報道が目立つようになっています。
それと平行して、相場はもたつき、まさに「有事の円買い」ということで円高になり、日経平均の動きも重くなり「だからやっぱり相場の動きは当てられない」となってしまいます。
確かに、政治的な動きや世界の25%のGDPを握っている米国のトップ・トランプ大統領の発言などは、どうしてもセンセーショナルに報道され、私たちの目についてしまいます。また相場に対しても「その日」あるいは短期的には大きく影響を及ぼしてしまいます。
しかし、そういうときこそ、トレンドライン、ベクトルが上を向いているのか下を向いているのかという見極めが重要になります。

今回のこの政治的な混乱で相場が下げていることは、実体経済とどう関係してくるのでしょうか? そもそもトランプ政権発足以来の上昇相場は、「トランプ政権が大規模な減税をするから景気が上がるかもしれない」「債券を発行するかもしれない」という期待によるものです。そもそもこれは期待です。
そして今、いよいよ実体経済に対してどんなプラスの(マイナスの)影響が及ぶのかということが見極められる時期です。問題は実体経済に対してです。こういうときこそ、実際に経済データがどうなっているのかを冷静かつ客観的に見ることが大切です。

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柴沼 直美

Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

大学を卒業後、日本生命保険に入社。保険営業に従事したのち渡米。米国アリゾナ州、Thunderbird School of Global ManagementにてMBAを修得。帰国後外資系証券会社、投資顧問会社にてアナリスト、日本株ファンドマネジャーを経験。出産・母親の介護を機に退職。三人の子育ての中で、仕事と主婦業の両立を図るべく独立。キャリアカウンセラー、CFPの資格を活かしつつ、それぞれのライフステージでのお金との付き合い方を、セミナーや個別相談により紹介。子どもの教育費・留学費から介護に至るまで経験を交えた実行可能な幅広いストライクゾーンで対応。
http://www.caripri.com