2017.10.05資産運用

<ダイエットと資産運用> ダイエットも運用も熟成させる時間が必要

Text : 柴沼 直美

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ダイエットと資産運用はあまりにも共通点が多くて驚くばかりですが、ダイエットを開始してかれこれ9カ月の筆者が経験上特に気が付いたことをご紹介します。

 

体質は時間をかけなければ変わらない

 
これまで何度となく取り組んでは失敗してきたダイエットですが、その理由は「リバウンド」でした。今までは、体重がある程度のところまで落ちると目標達成感から「これまで我慢してようやく〇㎏落ちたのだから」という安心感で「ドカ食い」に走って努力を帳消しにしてきました。

振り返ってみると、たいていダイエット期間は3カ月程度でした。今回は9カ月で、当初の3カ月で落とした体重は15㎏、その後の6カ月でのマイナス幅はわずか2㎏。ただ戻ってはいないというのが大きな差です。

これまでは、3カ月、ただただ我慢して、その後食欲を爆発させているので、実は食べ方や嗜好は何も変わっていない、つまり体質は以前のまま、我慢した間に節約モードの代謝が悪いカラダにした、というだけだったのです。

今回はリバウンドしないように、「ダイエットを継続している」という意識を常に持ちつつ、運動を積極的に取り入れることによって代謝を上げる(少なくとも下げないように)ように努めました。

9カ月経った今では、たまに羽目を外して「今日は食べ過ぎた」と思っても以前のように体重計のメモリが極端に動くことはなくなりました。客観的な検証はできていませんが、代謝は落ちていないから、というのと、反動食い(ドカ食い)がなくなったからということだと思っています。食べ方と代謝をかえるのに半年かかったということだと理解しています。

 

運用も「さっさと儲けてゴール達成」はムリ。時間をかけて相場感を徐々に身につける

 
運用についてもまったく同じで、相場が大きく動きそうだという理由で「今を利用してさっさと儲けよう」と考えて、その場はうまく上昇相場に乗れたとしても、そこから先の維持、運用の場合は緩やかな上昇トレンド(ダイエットの場合は緩やかな下落トレンド)という巡航速度へシフトすることのほうが難しいのです。

日本株の例では、過去も総選挙があった年にはかなりの高確率で相場は大幅上昇しました。

今回の衆議院解散総選挙で日経平均の上昇が予想されますからうまく収益を獲得できるでしょう。しかし急ピッチな上昇はいつまでも続きません。相場感がある程度見えていないと、上昇分が帳消しになる可能性も十分想定できます。相場感は時間をかけて熟成させていかなければ一朝一夕には身につかないものです。

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柴沼 直美

Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

大学を卒業後、日本生命保険に入社。保険営業に従事したのち渡米。米国アリゾナ州、Thunderbird School of Global ManagementにてMBAを修得。帰国後外資系証券会社、投資顧問会社にてアナリスト、日本株ファンドマネジャーを経験。出産・母親の介護を機に退職。三人の子育ての中で、仕事と主婦業の両立を図るべく独立。キャリアカウンセラー、CFPの資格を活かしつつ、それぞれのライフステージでのお金との付き合い方を、セミナーや個別相談により紹介。子どもの教育費・留学費から介護に至るまで経験を交えた実行可能な幅広いストライクゾーンで対応。
http://www.caripri.com