2017.01.06保険

子どもが生まれたら、すぐに保険に入ったほうがいいの? どんな保険を検討すべき?

Text : 加藤 梨里

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子どもが生まれると、夫婦2人の生活とはお金のかかり方が大きく変わります。家族が増える分、生活費が増え、教育費もかかるようになります。特に教育費は、子ども1人あたり約1,000万円必要といわれますから、早めに計画的に準備することが大切です。
そこでまず考えたいのが、子どものための保険です。

学資保険と貯蓄の違い

よく、「子どもの教育費といえば学資保険」といわれます。学資保険は、親が契約者として保険料を払い込み、子どもが18歳など所定の年齢に達すると学資金を受け取るもの。契約期間中に万が一、親が死亡・高度障害になった場合には、その後の払い込みが免除され、満期には学資金を満額受け取ることができるのが特徴です。親にもしものことがあっても、子どもに確実に教育資金を準備してあげられる点が、貯蓄とは大きく異なります。

学資保険の仕組み

終身保険でも学資を貯められる

学資保険はその名の通り「学資」のための保険ですが、教育費の準備は学資保険以外でも可能です。終身保険を使って教育資金を積み立てる方法もあります。
この終身保険は一定期間を超えると、途中で解約をしても、それまでに支払った以上の解約金が戻ってくるように設計することができるため。子どもが18歳など所定の年齢に達するタイミングに合わせれば、学資の積立として保険を活用できます。
払い込んだ金額に対して受け取る金額の割合のことを返戻率といいますが、このような積み立て目的で利用される終身保険には、同じ期間、同じ金額を払い込んだ場合、学資保険よりも返戻率が高いものがあります。「低解約返戻金型終身保険」といって、一定期間は返戻率が低く設定される代わりに、保険料が割安な終身保険です。

教育費の準備は早い方が有利

教育資金のなかでも、特に大学の学費などまとまった金額が必要な場合は、早めに準備を始めるのがコツ。積立期間が長いほど、月々の積立額が少なくても目標を達成しやすいからです。保険ではなくても、子どもが生まれたらできるだけ早い段階から積み立てをスタートしましょう。
保険は、子どもが生まれる前から契約することもできます。学資保険は、出産予定日の140日前から契約できるのが一般的です。また終身保険なら、契約者・被保険者を夫、受取人を妻などの形にすると、妊娠前でも契約できます。

「子どもが生まれたら保険を……」というのはもちろんですが、その前からでも、ぜひ計画的に検討しておいてはいかがでしょうか。

ファイナンシャルフィールド

子どもが生まれたら、すぐに保険に入ったほうがいいの? どんな保険を検討すべき?

加藤 梨里

Text:加藤 梨里(かとう りり)

CFP(R)認定者
マネーステップオフィス株式会社代表取締役

保険会社、信託銀行を経て、ファイナンシャルプランナー会社にてマネーの相談、セミナー講師などを経験。2014年に独立し「マネーステップオフィス」を設立。専門は保険、ライフプラン、節約、資産運用など。テレビ、雑誌取材多数。日経WOMAN ONLINE、東洋経済オンライン、マイナビニュースなどにて執筆多数。趣味は料理。2008年にはNHKきょうの料理クッキングコンテストにて優勝経験も持つ。大学では、食事や運動による健康増進とライフプランの関係について研究中。慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科特任助教。

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