2017.05.16保険

個人賠償責任保険は家族も対象。子どもが起こしてしまったトラブルにも対応できる

Text : 森田 和子

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ショッピングをしていたら高価な陶磁器を落として壊してしまった――めったにないことかもしれませんが、ありえないとは言いきれません。保険にはこのように物を壊してしまった場合や、誰か他の人に損害を与えてしまった場合に備えるものがあります。今や一家に一つ必要と言われている個人賠償責任保険について確認しておきましょう。

保険料負担は重くない

荒木さん(仮名)は37歳の会社員です。念願のマイホームを購入することになり、火災保険も検討中です。昨年家を購入した同僚から「個人賠償責任保険も付けておいた方がいい」とアドバイスされました。できるだけ節約したいと考えていたので、それを付けると保険料が高くなってしまうのではないかと心配ですし、火災とは関係なさそうな保険なので、今加入しなくてもよいのではないかと迷っています。

個人賠償責任保険とは、他人にケガをさせてしまった、物を壊してしまったなど、個人が賠償責任を負った時に保険金が支払われる保険です。具体的には下記の例が挙げられます。

・買い物中に陳列商品を落とし破損させた。
・飼い犬が他人を噛んでケガをさせた。
・子供が駐車場に停めてあった他人の車をキズつけた。
・自転車で走行中に歩行者とぶつかり後遺障害を負わせた。
・マンションの自宅の風呂場からの水漏れにより、階下の戸室の家財に損害を与えてしまった。
・ガス爆発によって、隣の建物を損壊させた。
・ベランダの鉢植えが落下して歩行者の頭に当たり死亡させた。
(日本損害保険協会 損害保険Q&A Web版「そんぽ相談ガイド」)

さまざまなケースが考えられますが、賠償金は少額で済む場合から数百万、数千万円におよぶ場合もあります。自分で準備できる金額を超えてしまう可能性があるので保険で備えておくのが合理的だと言えるでしょう。
気になる保険料ですが、この保険についてはそれほど心配する必要はありません。保険金額1億円の保険でも一月あたり数百円の負担で済むものがいくつかあります。

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森田 和子

Text:森田 和子(もりた かずこ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者、DCA(確定拠出年金アドバイザー)。FPオフィス・モリタ 代表

大学卒業後、コンピュータソフト会社、生命保険会社勤務を経て、独立。
保険や投資信託の販売をしない独立系のファイナンシャル・プランナー事務所としてコンサルティングを行っている。
お金の管理は「楽に、楽しく」、相談される方を「追い詰めない」のがモットー。
企業・学校・イベント等で行うマネープランセミナー・講演も好評。
NPO法人日本FP協会、WAFP関東(女性FPの会)所属。
http://okane-net.com/