2017.10.14保険

タバコを吸わないと保険料が30%も安くなる!?

Text : 松浦建二

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タバコを吸わないと支払う保険料が安くなる生命保険商品があります。タバコを吸わない人にとっては、同じ保障内容でタバコを吸う人より保険料が安くなるのは、大歓迎な仕組みではないでしょうか。

では、実際のところどのくらい保険料が割引になっているのでしょうか?保険会社の商品パンフレットで調べてみました。

 

非喫煙割引があるのは主に定期保険と収入保障保険

 

非喫煙者の保険料が割引になる設定は、保険期間が有期の死亡保険(定期保険や収入保障保険)に多く、終身保険や医療保険、がん保険等ではほとんど設定がありません。

タバコを吸っているかどうかの判断は保険申込の時に検査用の器具を使って口の中を調べます。過去1年以上全く吸ったことがなければ、何も反応はなく非喫煙者の扱いになる可能性は高いですが、受動喫煙の影響があると喫煙反応があって非喫煙者の扱いにならない可能性もゼロではありません。
 

非喫煙による割引は10~30%程度

 

保険料の記載がある収入保障保険のパンフレットから、保険料例を任意の設定で集めて表にしてみました。

※表はタバコを吸う人と吸わない人の保険料の違いを分かりやすく伝えることを目的としているので、他の要因(健康状態)による保険料の差は出ないようにしています。

また、保険料の一例を取り上げただけなので、全ての被保険者年齢で同じ傾向にあるとは限りません。詳細については保険会社へ直接確認してください。

非喫煙者の保険料割引率は、保険会社や被保険者の年齢、性別、保険期間等によって異なります。調べた中では7,420円が5,100円へ31%も割り引かれている設定がありました。保険料の割引は1ヶ月だけでなく契約が継続している限り続くので、保険料累計の差は結構大きくなります。先ほどの例だと毎月の差額が2,320円なので、1年間で27,840円、25年間で696,000円も差が出ます。

保険会社にとっては、タバコを吸う人は死ぬ確率が割引の分だけ吸わない人より高いと考えています。喫煙者にとっては、この保険料割引率をどう感じたでしょうか?想定の範囲内でホッとしたのでしょうか?それとも割引を適用させるために禁煙を決意したのでしょうか?長生きしたいものですね。
 
 
Text:松浦建二(まつうらけんじ)
CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士

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松浦建二

Text:松浦建二(まつうらけんじ)

CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士

1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
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