2017.11.14保険

学資保険が満期。その後の3つの選択肢とは?

Text : 森田 和子

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学資保険に子供の医療保障が付いている場合があります。

満期を迎えると保険が終了して保障がなくなりますが、すぐに別の保険に加入するべきか、加入せずにいるべきか迷うところです。

今回は学資保険が終了した後の子供の保険について考えてみましょう。

大学や専門学校で保険が斡旋されることもある

 
46歳の会社員、樋口さん(仮名)には高校3年生の長男がおり、大学進学に備えて加入していた学資保険が満期を迎えました。
 
満期金を受け取り、保険料の負担もなくなってほっとしているところですが、学資保険に付いていた病気やケガの保障がなくなったことが気になっています。
 
生命保険は社会人になってから長男自身が加入すればよいと思う反面、大学を卒業するまでの保障がないのも不安で、どうすればよいものか悩んでいます。
 
医療保障が付いている学資保険や、子供を対象にした共済保険などでは、18歳あたりで保険が終了するものがあります。
 
この後の保険については、下記の3つの場合が考えられます。
(1)保険には加入しない
(2)大学や専門学校で斡旋される学生向けの保険に加入する
(3)親が契約者、子供が被保険者となり生命保険に加入する
 
(1)のように、保険には加入しないという選択もあります。医療費や万一の場合など、子供に何かあっても親がサポートできるので心配ないというご家庭であれば、保険にこだわる必要はありません。
 
しかし、このようなご家庭はごく少数ですから、(2)または(3)を検討するのが現実的です。
 
(2)のように、進学した大学や専門学校で学生向けの保険を斡旋される場合があります。
任意のものが多いのですが、病気やケガの保障に加えて賠償責任保険などもセットされているものもあり、学生が備えておくと安心な保障内容にもなっています。
 
もちろん、他の保険で保障がある場合には重複して加入する必要はありませんが、保険のない状態であれば加入を検討するとよいでしょう。
 

契約者は後から変更することができる

 
(3)のように、親が子供の保険を契約することもできます。病気やケガ、万一の場合は若いから無縁とは限らないので、無駄な保険ともいえません。
 
契約者は後から変更することができるので、社会人になったら契約者を親から子供に変更し、子供自身が保険料を支払うようにします。
 
一般的に、保険は加入するのが若いほど保険料が安くすむので、将来子供が保険料負担の軽い保険を持つことができるメリットもあります。
 
また、若い世代でも病気などのために保険への加入が難しくなる場合があります。加入できる時に加入しておく、という考え方も悪くはありません。
 
Text:森田 和子(もりた かずこ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者、DCA(確定拠出年金アドバイザー)。FPオフィス・モリタ 代表

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森田 和子

Text:森田 和子(もりた かずこ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者、DCA(確定拠出年金アドバイザー)。FPオフィス・モリタ 代表

大学卒業後、コンピュータソフト会社、生命保険会社勤務を経て、独立。
保険や投資信託の販売をしない独立系のファイナンシャル・プランナー事務所としてコンサルティングを行っている。
お金の管理は「楽に、楽しく」、相談される方を「追い詰めない」のがモットー。
企業・学校・イベント等で行うマネープランセミナー・講演も好評。
NPO法人日本FP協会、WAFP関東(女性FPの会)所属。
http://okane-net.com/