2017.11.24保険

保険の安易な見直しは逆に危険 まずするべきこととは

Text : 高橋 ゆり

キーワード :

相談の中で多いのが生命保険を変えたいというものです。
「今の保険の保障内容はどんなものですか?」
「わからないから見直します。良い保険をご紹介いただけますよね?」
今回は、そのポイントを説明します。

保険を見直す際に、最低限確認しておくポイントは下記の3つ

 
1.保障内容
死亡や高度障害時に支払われるのか?入院や手術の時に支払われるのか?ガンと診断されたとき支払われるのか?

2.金額
支払いに該当したとき、いくら支払われるのか?またはその保障を得るためにいくらの保険料を払っているのか?

3.期間
いつまでを対象期間としているのか?
 
これらがわからなければ、今の保険が合っているのか合っていないのか、すらわかりません。合っていれば変える必要はないわけですから、
まずは保険を変える前に「現状把握」をすることが大切なのです。
つまり、「見直す」とは「保険を変える」ことだけではないのです。
 

「良い保険」の「良い」とは何を基準としているのか?

 
・保険料が生活の負担にならないもの?
・保険金額が大きいもの?
・一生涯保障が続くもの?
・どんな万が一にも対応しているもの?
・やめたらお金が支払われるもの?
 
これらをすべて網羅する保険は残念ながらありません。
「良い保険」とは、現状を保障するものとして合っていることなのではないでしょうか。また、「良い保険」は「あなたにとって良い保険」ではないかもしれません。お友だちの加入した保険は、お友だちの保障として合っている保険かもしれません。
 
保険屋さんのいう保険は、保険担当者にとって良い保険、保険会社にとって良い保険かもしれません。ただ「良い保険」と言ってもその前に「誰にとって?」が入ることも考える必要があります。「良い保険」は人それぞれ違うのです。
 

保険は万が一の時のために契約するものです

 
ですから、自分はどんな時にいくら保障してほしいのか、保険に加入しないと本当に困るのか(社会保険、会社の福利厚生、貯蓄、他の保険…)、その保険料を支払うことは今の生活の中で重い負担にならないか、などを考える必要があります。
 

保険は長期契約することが多いです

 
例えば月3万円の保険に30年保険料を払い続けると、保険料の合計は1,080万円。わからないまま契約し続けるには、あまりに高い支払いだとは思いませんか。
 
ぜひ、保険を変える変えない以前に今の保障内容を確認していただき、「自分はわかっているものにお金を支払っている」という状態にしていただきたいと思います。
 
Text:高橋ゆり(たかはし・ゆり)
1969年生まれ。ファイナンシャルプランナー

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高橋 ゆり

Text:高橋 ゆり(たかはし ゆり)

1969年生まれ。ファイナンシャルプランナー CFP


1997年、まだ取得者の少ないファイナンシャルプランナー資格を知り、28歳の時AFP、30歳の時上級資格であるCFPに合格。会社員の傍ら、「金融機関に勤めたことのないファイナンシャルプランナー」として活躍。その後、「学歴も資格のひとつ」と思い、大検(現:高認)の学習を始め、10か月後合格。短大入学後、大学に編入し、大学卒業資格を得る。その後、投資信託専門店舗、大手国内保険会社に勤務。現在は、取得した数々の資格を活かし、専門学校や大学で資格試験対策講師、確定拠出年金やマネープランを中心とするセミナー講師として活躍。
個別相談では相談者が相談者を呼んでくる「わかりやすい説明」が評判を呼んでいる。