更新日: 2019.08.07 その他暮らし

安くなったという声も聞こえてくる? 電気料金見直しのポイントは?

執筆者 : 宮﨑真紀子

安くなったという声も聞こえてくる? 電気料金見直しのポイントは?
今年の4月からガスの小売りが完全自由化されました。私たち個人がガス会社を自由に選べるようになりました。
 
これに先行する形だった電力自由化から1年。早速行動を起こし、得をしたという声もありますが、様子を伺っていた人も多いです。見直した方が良いポイントを探りたいと思います。
 
宮﨑真紀子

執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

電気料金の内訳を知る

電気料金の見直しをする時に用意するものがあります。毎月電気メーターの検針時に、「電気ご使用量のお知らせ」がポストに入っています。これが大事な資料になります。
電気料金を考えるときポイントは2つあります。
 
1)基本料金 
これはアンペア数によって変わります。
 
お知らせにある<ご契約50A>の部分です。50Aが推奨されているようですが、家族の人
数によって10アンペア毎に変えられます。ちなみに我が家は2人暮らしで40Aです。無理
に少ないアンペアにすると、ブレーカーが落ちてしまいますので注意が必要です。
 
2)電力量料金 
電力量によって段階的に単価が決まっています。
東京電力のスタンダードプランで300kwまで23.40円/1kw  300kw超30.02円/1kw
実は我が家も見直しをしていません。まず東京電力のサイトで、プランを調べてみました。
 
<例> 契約内容40A 1月分使用料232kwh(29年1月)
現在の契約は、従来の(2016年3月まで)プランになっています。サイトでは、料金プランの試算が簡単に出来ます。
 
家族の人数・オール電化かどうか・主に電気を使用する時間帯・契約内容・1か月使用料
これらを入力すると最適のプランが選ばれます。
 
<実際に計算してみると>
 

図_暮らし3

 
<基本料+電力料金では>
*従来プラン=1,123.20+19.52×120+26.00×(232-120)=6,377.6
*新プラン =1,123.20+23.40×232=6,552
(実際の請求には燃料費調整額・再エネ発電賦課金が調整されます)
 
新プランには、他にも使用時間帯別のプラン等がありますが、現在のプランがお得という結果になりました。
 
あくまで一例ですので、実際には試算が必要です。同じ二人世帯でもオール電化の場合は違ってきます。また昼間は不在で、電気を使うのは夜に限られている場合は、夜トクプランを利用するとお得になる場合が多いと思います。使用時間帯別のプランは、従来の電力会社の得意とする分野なので、詳細を調べる価値があります。
 

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比較サイトで上手に節約

次に新規に参入した他の電力会社との比較をします。「価格.com」や「エネチェンジ」のサイトを使うと簡単に比較できますので、ぜひ利用してください
 
どの電力会社も料金体系の基本は同じです。基本料金ゼロの会社もあります。料金の比較だけでなく、発電手段の内訳も見ることが出来ます。なるべく環境を重視した太陽光エネルギーを使いたい~といった選択も出来ます。
 
是非とも押さえておきたいポイントは、加入条件と違約金についてです。指定されたインターネットのプロバイダーやスマホの加入が条件になっていることもあります。勿論、今後もずっと利用する会社なら選択しても良いでしょう。また一定期間内に解約すると解約手数料が発生する会社もありますので注意してください。
 
一番気になる「電力会社を見直すことで、いくら節約できるか」ですが、サイトでは、初年度の節約について比較されています。これには、キャンペーン中の料金も算入されています。また各種ポイント還元も加算されている場合がありますので、内訳も注意して見ることが必要です。初年度は節約できても、翌年以降は他の会社が良かった~という結果もあります。
 
ガスの自由化に伴い、セットプランも販売されています。セットで考えるのなら、プランが落ち着くまで様子を見るというのも一案ですが、キャンペーンを利用して、乗り換えてみるという選択も良いと思います。
 
4月は家計を見直すのには絶好の時期です。この機会に光熱費にも目を向けてみませんか。