2017.10.26暮らし

大学に合格!! 入学金や授業料以外の資金も準備が必要です

Text : 宮﨑 真紀子

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夏休みが終わると、受験生にとっては追い込みの季節がやってきます。大学に進学する場合、まず大事なのは志望校に合格すること。

ですが、親にとっては資金の準備も悩むところです。気を付けたい3つのポイントを考えます。

 

支払時期が前倒しになる可能性も

 
「教育資金」は「住宅資金」「老後資金」と並ぶ人生の三大資金です。一般的には“子ども一人に1000万円”と言われていますが、実際にはもっとかかるとされています。

その準備は、学資保険などで準備されることが多いようです。注意する1つ目は、学資保険の満期時期です。最近は推薦入試やAO入試など入試制度も多様化しています。

高校3年生の秋には、受験費用や入学金の支払が必要になる場合もあります。学資保険に入っていても、意外な落とし穴になっています。ぜひ確認してください。

1つ目は、想定より早く合格した場合の注意点でしたが、2つ目は受験期に関することです。出願や受験のための費用がかかります。1校の受験料が約35,000円。滑り止めを含め、4~7校くらい受けるとかなりの金額になります。また、それぞれにかかる交通費も、忘れがちです。特に宿泊を伴う場合や保護者同伴の場合は、かなりの高額になります。

以前、高知に住む友人が子どもの受験に同伴したのですが、第一志望校が東京・第二志望校が福岡でした。都会に慣れない娘を一人で上京させることも出来ず、やむを得ないと嘆いていました。

想像以上に嵩む受験費用ですが、受験費用と交通費は節約することが出来ます。同じ大学で複数の学部を受ける場合に適応される併願割引、センター試験を利用する場合の割引、インターネット出願の場合の割引などがあります。受験する学校について情報収集しておくことが必要です。

交通費に関しては、交通費や宿泊費を早割で節約する方法がありますが、学外試験会場を設けている大学もありますので、こちらも調べてみると良いと思います。 

 

奨学金の借り過ぎに注意

 
3つ目は、奨学金や教育ローンに関することです。1つ目、2つ目で資金が不足してしまい、教育ローンを借りる場合があります。

教育資金が不足の場合、優先順位は奨学金を利用することですが、奨学金が支給されるのは入学後なので、教育ローンからの借り入れとなります。教育ローンは奨学金に比べ金利も高いので、なるべく早く返済することが肝要です。

奨学金もローンも借入金です。入学後の生活を考えると「お金かかりそうなので、多めに借りておこう」と思ってしまいますが、返済の計画をしっかり立ててください。

特に下宿する場合は、不慣れな場所で心配なので、多く借りてしまいがちです。毎月2万円多く貸与を受けると、2×12×4年間=96万円も増額になってしまいます。無理なく返せる金額を試算することをお勧めします。
 
※奨学金貸与・返還シミュレーション(JASSOホームページ)で試算出来ます。
http://simulation.sas.jasso.go.jp/simulation/
 
 
Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

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宮﨑 真紀子

Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい…。そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。