2017.10.27暮らし

先取り貯金するお金がないと思ったら確認したい二つのこと

Text : 塚越 菜々子

キーワード :


貯金の基本は先取りというけれど、先取りするお金がない・・・・。と思ってはいませんか?

貯金のセオリーはやはり、入ってきたらまず貯金をして残りを使うという「先取り貯金」ですが、家計の相談に乗っていると「先取りしたら暮らすお金がない」「先取りするお金がない」という言葉を耳にします。

そんな場合どのように考えたらよいでしょうか。

 

先取りの考え方を確認しましょう

 
先取り貯金をするお金がないという人に話を聞くと、多くの場合「あれにいくらかかる」「これにいくらかかる」「先取りしたら払えなくなる」という風にいいます。
でも、ちょっと待ってください。それは先取りではありません。

使う金額を決めて、残りを「貯められる金額」と言っているようなもの。それは、『残し貯め』の考え方ですね。

先取り貯金で 貯めるべき金額というのは、適当に決めるものでも、多く貯めればいいというものでもありません。必要だから貯めるのです。残ったら貯めるというのでは必要なお金が用意できるはずがありません。

残ったら楽しみに使うのはいいですが、必要なお金なのに「たまたま残ったら」でいいわけありませんよね。そのうえで、先取りするお金がないという人はどうしたらいいでしょう。
 

本当にないのかをしっかりと確認!

 
収入に合った“身の丈”で暮らしているのかの確認を一番初めにするのが大原則です。主に固定費の身の丈ですね。ローンが重すぎて教育費が貯まらないというのは、身の丈に合っていない家を買ったということかもしれません。

とはいえ、買ってしまった家をすぐ処分してローンを無くすことはたやすいことではありませんので、他の費目で調整する必要が出てきます。ここだけは減らせないという『聖域』を設けずに一つ一つ現実と向き合いましょう。

アレも減らせない。コレも減らせない。でも・・・・。やっぱり・・・。他のみんなは・・・。普通は・・・・。

そういった言葉は一度全部封印しましょう。見栄をはって現実を見ずに、なんとなく子供のためという大義名分で買った家のローンで、出してあげようと思っていた学費が用意できなくなったら、どちらが子供のためだったのかわからなくなってしまいます。

 

収入を増やすことを考える。

 
専業主婦の場合は外に働きに出ることも検討しましょう。

主婦の仕事は大変で休みがなく、金銭でもし評価されたら相当高収入に違いないと心から思います。

しかし、主婦に給料がどこかから払われる世の中にはなりそうもありません。残念ながらどんなに家をピカピカにしても“直接のお金”は生み出しません。

でも子供が小さいから・・・
ブランクがあるから・・・
夫が反対するから・・・
周りの協力がないから・・・
仕事がないから・・・・

そのような色々な事情から、収入を増やすことができないなら、やはり出ていくお金を減らすしかありません。収入に合わせた暮らし方をするしか先取りしてお金を貯めるのは難しいのです。必要なお金が貯められないなら、遊んでいる場合ではありません。

どうしても「今」は収入を増やすのが無理な時はあります。女性は特にそうですね。

それなら、いつからなら働けるのか真剣に考えましょう。子供が手を離れる時はそうはすぐには訪れません。なんとなく手が離れるのを待っていたらとても長いブランクが空くことになってしまいます。

貯金をする必要があるのなら、少しでも有利に収入が得られるように『今できること』をしましょう。

資格の勉強など明らかなこと以外にも、家を整える、マインドを整える、体を整える、子供に言い聞かせる、夫と相談する。家にいてもやれることはたくさんあるはずです。

 

やみくもに貯める前にするべきこと

 
毎月貯金ができていないと、焦りから無理な貯金額を設定して積み立てなどして結局お金が足りずに取り崩してしまうことがよくあります。やみくもに先取り貯金をしようとする前に、まずは現状を把握することで、一番初めに手を付けなければならないことが見えてくるかもしれませんね。
 

 

Text:塚越 菜々子(つかごし ななこ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
お金の不安を賢く手放す!/働くママのお金の教養講座/『ママスマ・マネープログラム』主催

ファイナンシャルフィールドの最新記事を
毎日お届けします

塚越 菜々子

Text:塚越 菜々子(つかごし ななこ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
お金の不安を賢く手放す!/働くママのお金の教養講座/『ママスマ・マネープログラム』主催

お金を貯める努力をするのではなく『お金が貯まる仕組み』づくりのサポート。保険や金融商品の販売を一切せず、働くママの家計に特化した相談業務を行っている。「お金だけを理由に、ママが自分の夢をあきらめることのない社会」の実現に向け、難しい知識ではなく、身近なお金のことをわかりやすく解説。税理士事務所出身の経験を活かし、ママ起業家の税務や経理についても支援している。
https://mamasuma.com/