2017.10.30暮らし

50歳超え、年金はまだ、働き口もない、こんな私は八方ふさがり?

Text : 柴沼 直美

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50歳を超えて65歳までの年金受給までには時間があり、でもこの歳で働き口もなく、年齢不問と書いてはあってもたぶん若い人が採用されるし、八方ふさがりだという声を耳にすることが多いですが、キャッシュインフローの源泉は安易にギブアップしないでください。

年齢不問の働き口は増えている

 
特別な資格を持っているわけでもなく、補助的な仕事をしてきただけなので、だれにでもできる内容。そうなれば、若い人が重宝されるのは当たり前と、投げやりになっていませんか。
 
明らかに日本は高齢化社会で若年層人口は著しく少ないので、当然重宝されるでしょう。
ですが、そのような時代背景からか、若い人は、「いつでも採用してくれる。若年人口は少ないので、売り手市場だから」という理由からか、離職率が高いです。何度も経験すると、雇う側も「若い=長く働いてもらえる」という公式に当てはまらない例外が多くなることに気づきはじめています。
 
それゆえ、すぐに離職しそうな若年層よりも、社会経験豊富でそう簡単に離職しなさそうなプレシニア層に目を振り向ける企業も増えています。

金額の多寡にかかわらず、収入を得ることの意義は大きい

 
「働き口は確かにあるけれど、1月だいたい5万円ぐらいにしかならないから」という理由で、せっかくの採用を断るケースもあります。
 
筆者からすれば実にもったいないと思います。外で働いて、報酬を得ることのメリットは計り知れないということに気づくべきです。
 
新しい人脈構築のきっかけになる。社会保険に加入できる可能性もある=年金に加入できれば、将来の受給額が増える可能性もある、勤務先によっては思わぬ福利厚生の恩恵を受ける可能性もある、スキル維持あるいはスキルアップの可能性もあります。
 
リタイヤしてからも経理ソフトは日々更新されますが、仕事で必要性に迫られるからこそ、新しいバージョンのソフトにも触れ、新機能を覚えます。しかもこれは会社の経費です。そしてお給料がもらえます。向学のためにわざわざ新しいソフトを自腹で購入して、覚えるということを誰がやるでしょうか?
 

可能性の種まきに無駄はない

 
目先の5万円をかつての給料と比べて安易に断らないでください。取引先から思わぬ声がかかるかもしれません。フリーで仕事をするヒントが得られるかもしれません。「かもしれない」ですが可能性はゼロではありません。
 
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

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柴沼 直美

Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

大学を卒業後、日本生命保険に入社。保険営業に従事したのち渡米。米国アリゾナ州、Thunderbird School of Global ManagementにてMBAを修得。帰国後外資系証券会社、投資顧問会社にてアナリスト、日本株ファンドマネジャーを経験。出産・母親の介護を機に退職。三人の子育ての中で、仕事と主婦業の両立を図るべく独立。キャリアカウンセラー、CFPの資格を活かしつつ、それぞれのライフステージでのお金との付き合い方を、セミナーや個別相談により紹介。子どもの教育費・留学費から介護に至るまで経験を交えた実行可能な幅広いストライクゾーンで対応。
http://www.caripri.com