2017.11.03暮らし

あなたの知らない日本文化?一度は経験してみたい!

Text : 宮﨑 真紀子

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今年も残り2か月になりました。店頭には来年のカレンダーや手帳が並び、お節料理の予約も始まりました。お正月はどこで誰とどのように迎えるのか、と考えるのも楽しいひと時です。以前は“ハワイでお正月”が流行ったこともありましたが、今ならクルーズ船。予約は難しいですが、国内のクルーズ列車の旅も大人気です。

人気の秘密は日本文化?

 
2013年10月に運行を始めたクルーズトレイン「ななつ星in九州」に続き、今年からJR各社が「四季島」「瑞風」といった豪華列車を走らせています。
 
高額ながら人気は高く、抽選にあたらないと乗車出来ません。満足度が高いのでリピーターも多く、ますます当選する確率は低くなっています。
 
先駆けとなった「ななつ星」は、来年3月~9月出発分の受付を10月1日から31日に募集し、応募者多数の場合は抽選します。当選者は年内に代金を支払い契約が完了します。1泊・3泊の旅行なのに、とても大層ですが、逆にこのプレミアム感が期待を膨らませます。料金は、1泊2日コースが2名様1室利用で315,000円~465,000円、3泊4日コースが同じく675,000円~950,000円です。3泊4日コースの2泊目は湯布院の温泉旅館に宿泊します。
 
内容は、例えば1泊2日コースの場合は博多~佐賀~長崎~熊本を巡るのですが、有田焼の名窯元の訪問や山鹿の街散策といった観光や、車内で組子の製作体験といったプランが用意されています。車内には組子細工がふんだんに用いられ、使用されている洗面鉢は14代酒井田柿右衛門による作品です。
 
工芸品に直に触れ、匠の技に興味がわいたその足で窯元を訪問することは、印象深いと思います。
3泊4日コースは博多~大分~熊本~宮﨑~鹿児島を巡ります。同様に、要所要所で歴史や自然を堪能できる観光や体験のプランがあります。
 

国内旅行がブームになる?

 
いずれのプランも観光も存分に楽しめますし、お料理も九州の旬の食材を使った逸品ぞろいです。
 
ですが、お客様の満足度が高い要因は、それだけではないようです。クルー(「ななつ星」での乗務員の呼称)のきめ細やかな気配りに加え、立ち寄り先では地域住民の方達とのふれあいがあるそうです。
 
「ななつ星」をみんなで盛り上げようという協力体制が整っているのです。旅行代金は国内旅行としては高額ですが、海外旅行や都内の超一流ホテルのスイートルームの料金を考えると、法外ではないと思います。
 
JR九州は、「ななつ星」を走行することで、九州全体の活性化を図っています。「あそぼーい(別府~阿蘇)」や「A列車で行こう(熊本~三角)」など、他にも観光列車を幾つも走らせています。注目を集めることで、波及効果を狙えます。これまで海外旅行を牽引してきたシニア層の中にも、長時間のフライトを敬遠する人がいます。「ブラタモリ」が人気番組となり、国内旅行がブームになる日も近いのではないでしょうか。
 
Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

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宮﨑 真紀子

Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい…。そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。