2017.11.06暮らし

散歩中に飼い犬が近所の人を噛んだ時の慰謝料はいくら?

Text : FINANCIAL FIELD編集部 / 監修 : 豊田 賢治

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ペットを飼う人が増えています。特に犬は昔から絶大な人気を誇っていますね。朝、外を歩いていると、犬を散歩している人を見かけることも多いのではないでしょうか。

可愛いわんちゃんですが、散歩中に子供を噛むという痛ましいニュースも少なくありません。大きな犬だと子供に限らず、大人でもけがを負うことがあります。このような場合の慰謝料はどれほどなのでしょうか。

愛犬が他人を噛んだ時の慰謝料の相場は?

 
一般的に犬が他人を噛んでしまったとしても、よほどでない限りは刑事事件になりません。民事として取り扱われることが多いようです。
 
犬の飼い主は直接の治療費、病院への交通費や付き添いの人の費用などに加え、慰謝料を支払うことになります。
 
ちょっと血が出たくらいなら数万円が相場。骨まで達するようなけが、全治2週間はかかるけがの場合は2、30万円。後遺症が残るけがは100万円を超えることも。
大きなけがだとかなりの金額になりますが、「賠償責任保険」で賄うことが出来ます。
 
賠償責任保険は自動車保険や火災保険、傷害保険、クレジットカードに付帯されていることも多いので、知らずに入っている人も多いようです。犬を飼っている人は一度確認してみましょう。
 

犬に噛まれた方はどうしたらいいの?

 
犬に噛まれた場合、ある程度けがが重い場合は警察を呼びましょう。警察が事故検証をしてくれます。
 
また、軽いけがに見えても狂犬病や破傷風に感染する可能性があるので、すぐに最寄りの病院に行きましょう。
 
その際は犬の飼い主に同行してもらうか、飼い主の住所や連絡先を聞くことも大事です。当人同士だともめる場合も警察を呼びましょう。
 

リードを付けない犬の散歩は「過失」になる

 
先日も韓国で、人気男性グループのメンバーの愛犬が女性を噛んで死亡させてしまった事件がありました。この男性は犬に首輪やリードを付けずにエレベーターに乗り込んだそうです。
 
自分の犬は噛まないから大丈夫!という人もいますが、首輪やリードを付けていない犬が外を歩いているだけで周りは不安を感じます。
 
また、リードを外して犬の散歩をした場合、このようなことが起こると「過失」として慰謝料が増額されます。
 
犬との外出時はしっかりとリードにつなぎ、犬の動きから目を離さないようにすることが大事です。それでも万が一、自分の犬が誰かを噛んでしまった時は、誠意のある対応を見せましょう。犬の噛みつき事故を防止するには、飼い主個人のしつけが必要です。
 
著:ファイナンシャル フィールド 編集部
監修:東京桜橋法律事務所 豊田賢治 弁護士

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豊田 賢治

監修:豊田 賢治(とよた けんじ)

弁護士

開成高校卒、東京大学法学部卒。弁護士登録後、大手渉外法律事務所、外資系法律事務所での勤務を経て独立。現在は弁護士16名を擁する東京桜橋法律事務所の所長として、多数の企業や個人の法務顧問として活動。どんな相談に対しても「わからない」とは言わないことをスタンスに、日々クライアントのために奮闘中。
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