更新日: 2019.01.10 その他暮らし

高齢者の自動車死亡事故割合が増加

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 / 執筆者 : 豊田賢治

高齢者の自動車死亡事故割合が増加
高齢者の自動車事故のニュースをよく見ます。ブレーキとアクセルを踏み間違えて店舗に突っ込んだり、何人もの人が巻き込まれてケガをしたり、最悪死者が出るケースも。

また、高速道路を逆走してしまったという話も耳にします。

自分のおじいちゃんやおばあちゃん、近所の高齢者が車を運転しているけど心配、という人は多いのではないでしょうか。

高齢者の自動車事故の特徴や実態をみてみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

Text:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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豊田賢治

Text:豊田賢治(とよた けんじ)

弁護士

開成高校卒、東京大学法学部卒。弁護士登録後、大手渉外法律事務所、外資系法律事務所での勤務を経て独立。現在は弁護士16名を擁する東京桜橋法律事務所の所長として、多数の企業や個人の法務顧問として活動。どんな相談に対しても「わからない」とは言わないことをスタンスに、日々クライアントのために奮闘中。
【東京桜橋法律事務所】

75歳以上の自動車による死亡事故は75歳未満の2倍以上

 
75歳以上の自動車などの運転者による死亡事故件数は、近年これといって上下していません。
 
しかし、死亡事故件数全体が減少傾向にあるため、それの占める割合は増加しています。
 
平成28年中の75歳以上の自動車などの運転者による死亡事故は、約8割が昼間に、98.0%が一般道路で発生しています。
 
工作物への衝突、出会い頭の衝突、正面衝突の順に多く発生しており、原因としてはブレーキとアクセルの踏み間違いが多いようです。
 
また、年齢層別運転免許人口10万人当たり死亡事故件数では、75歳以上の件数は75歳未満の運転手によるものと比べて2倍以上多いという結果がでました。
 
参照:内閣府資料:http://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/h29kou_haku/pdf/zenbun/h28-00-special-01.pdf
 

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刑務所の中で生涯の幕を閉じることも・・・

 
高齢者であっても過失があり、ケガや死亡事故を起こしてしまった場合は有罪になり、刑務所に行くケースもあります。
 
高齢で刑務所に入ると、刑務所の中で生涯の幕を閉じることもあるのです。

これはとても悲しいことですね。
 
高齢者の自動車保険料は上昇傾向にありますし、万が一事故を起こすとさらに保険料は高くなります。
 
高い保険料を払ってまで車を運転する必要があるか考えなければいけませんね。
 

家族のサポートが大事「様子がおかしいな」と思ったら病院へ

 
やはり高齢になればなるほど、事故のリスクは高くなると言えます。

家族や身近に高齢ドライバーがいる人は、よく考えなくてはいけません。
 
今は免許証の更新期間満了日の年齢が75歳以上の方で、免許更新を希望する人は「認知機能検査」の受検と「高齢者講習」などの受講が必要です。
 
その際に、「記憶力・判断力が低くなっています」という判定結果が出た場合は認知症でない旨の専門医による診断書の提出などをしないと免許更新ができなくなります。
 
参照:警視庁HPより : http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/koshu/koshu/over75.html
 
高齢者による事故を防ぐには、本人の意識も大事ですが、何より家族や周りのサポートが大事です。
 
様子がおかしいなと感じたら、病院に連れて行ったり、すぐに運転を止めさせたりするようにしましょう。家族でよく話合い、いつ運転をやめるか決めることが大切です。
 
著:ファイナンシャル フィールド 編集部
監修:東京桜橋法律事務所 豊田賢治 弁護士