2017.11.18暮らし

子供が自転車事故!数千万円賠償金の場合も

Text : FINANCIAL FIELD編集部 / 監修 : 豊田 賢治

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朝、駅まで猛スピードで自転車をこぐ子供を見かけます。歩道を走行したり、信号を無視したり…これでは大きな事故が起こってもおかしくありません。

本人のけがの心配もありますが、対人で事故を起こしてしまったら「加害者」になってしまいます。悪気がなかったとしても、相手が転倒して打ちどころが悪く、死亡などすれば子供にとっても大きな心の傷になるでしょう。

未成年の子供を持つ親として、子供の自転車事故にどのような対策をすればいいのでしょうか。

自転車事故の内、未成年者が起こした事故の割合は30%

 
交通事故全体に占める自転車関与事故の割合は高いものの、自転車事故自体は減少傾向にあります。
 
しかし、年間の件数は約50万件と少なくありません。
 
自転車事故を起こした年齢層別の割合をみると、19歳以下の未成年が約30%を占めます。65歳以上の高齢者の割合は約20%です。
 
他の世代と比べても未成年者が起こす自転車事故の割合は高く、高齢者以上に事故を起こしやすいことが分かります。
 
また、都内の自転車事故の内、全体の約7%は「人対自転車」の事故です。
 
参照:警視庁HP
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/jokyo_tokei/tokei_jokyo/bicycle.html
 

未成年者が事故を起こす原因とは?最悪少年院も

 
未成年者の起こす自転車事故の原因は、30キロにも及ぶ高速運転や信号無視だけでなく、蛇行運転や手放し運転などの「悪ふざけ」であることも多くあります。
 
悪質な危険運転によって事故を起こし、ケガさせたり死亡させたりした場合は、少年院へということもあり得ます。
 
また、過失による場合であっても、被害者に対して賠償金の支払義務を負います。賠償金の金額は自動車事故の額が参考になります。
 

自転車事故を補償する保険は?

 
家族が入っている自動車保険に、家族の自転車事故による人身賠償責任をカバーしているケースがあります(個人賠償責任特約付)。
 
未成年の子供を持つ親御さんは、自分の保険が家族の自転車事故をカバーしているか確認してみましょう。
万が一、自分の子供が自転車事故を起こしたとしても安心です。
 
また、特約で自転車事故の補償を付けることができるケースも多くあります。
少額プラスするだけで加入できるものが多いので、ぜひ検討してみてください。
 

なによりも大事なのは安全運転させること

 
保険の準備ももちろん大事ですが、なによりも大事なのは安全な運転とルールを守らせることです。
 
急いでいる時でも、無茶な高速運転はしないこと、周りを確認して走ること、友達と並んで運転したり、2人乗りをしないこと、蛇行運転などのふざけた走行をしないことなど、気を付けるべきことを話しておきましょう。
 
子供の安全を守ること、加害者にしないためにも、家庭での指導は大事です。
 
著:ファイナンシャル フィールド 編集部
監修:東京桜橋法律事務所 豊田賢治 弁護士

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豊田 賢治

監修:豊田 賢治(とよた けんじ)

弁護士

開成高校卒、東京大学法学部卒。弁護士登録後、大手渉外法律事務所、外資系法律事務所での勤務を経て独立。現在は弁護士16名を擁する東京桜橋法律事務所の所長として、多数の企業や個人の法務顧問として活動。どんな相談に対しても「わからない」とは言わないことをスタンスに、日々クライアントのために奮闘中。
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