2017.12.08暮らし

資格はたくさん持ってるだけじゃ意味がない!稼ぐなら資格をとるだけではなくどう活かすか

Text : 高橋 ゆり

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たくさんの資格を取得しているのに、「稼げない」と嘆いている人がいます。資格を持っていない人から見れば、不思議なことかもしれません。
資格は取っただけでは稼げないのです。資格を取得したらそれを活かさないと意味がないのです。ところがこの世の中には、資格試験に合格した後、行動を起こしてもいないのに「稼げない」という人が多くいます。

それだけならまだしも、「次にこの資格があるといいらしい」などと言って、また受験生の身となってしまう人もいます。そして、合格しては次の資格、合格しては次の資格……と繰り返している人もいるのです。実はこれ、資格スクールに通っている人に多く見受けられる現象です。

活かさないなら意味がない

何のためにそのスクールに通うことにしたのか思い出さない限り、ずっとスクールにとっての「優良受講者」です。資格を活かすことなく、稼ぐことなく、次から次へと資格取得ばかりしているようでは、言い方は悪いのですが、スクールの「カモ」となってしまうかもしれません。
 
「資格を取ってすぐにその仕事に就いて活躍できるほど甘くないですよ」
そう言われるかもしれません。
「資格はダブル・トリプルの時代です」
私もそう思っていました。
 
資格は1つでは不安かもしれません。多くの資格を持っていた方が稼げる(かもしれない)というもの間違いではありません。しかし、取得した資格をいつまでも活かさないなら、いくつ資格があろうが意味がないのではないでしょうか。

稼げる資格に変える

私はたくさんの資格を持っています。
「どの資格が一番稼げそうですか?」
そんな質問を受けることも多くありました。
 
答えはどの資格でもなく、どの資格でもあります。なぜかといえば、会社員だった頃は、業務上必要な資格を取得していました。資格取得前の受験勉強中から、業務に活かすことができ、稼ぐこと(給料UP)に直結していました。簿記や秘書の資格取得の勉強で学んだことが、そのまま「稼げる」こととなっていたのです。

この2つの資格は、一般的に「稼げる資格」とはとらえられていませんが、きちんと活かせば「稼げる資格」に変身するのです。
 
反面、仕事とはあまり関係のない資格は、取得しても「取っただけ」に過ぎませんでした。私の場合、ファイナンシャルプランナー(CFP)の資格がそうでした。ファイナンシャルプランナーの資格は金融機関に勤務でもしていなければ、「稼げる資格」にはなり得ないものだったので、当時の私には活かす場を見つけることができませんでした。
 
ところが一転、たまたま見つけた「金融機関に勤務したことのないファイナンシャルプランナーを探しています」という募集に反応して行動したことから、この資格は「稼げる資格」に変わったのです。

資格を活かす資格を取得する

そんな資格でも資格を取ったらまずは一歩踏み出すことが大切なのです。誰かより先に求められているところを探して、一番乗りになった方が、よっぽどきちんと稼げるようになります。勉強を始めると、勉強する習慣が身についてくることがあります。そして試験に合格すると、せっかく勉強する習慣がついたのだからと、また何か資格を取得したくなります。
 
それはとてもよいことだと思うのですが、せっかく取得した資格を活かしつつ、勉強できればもっと良いと思うのです。取得した資格で稼ぎつつ、業務上さらにあったほうが良いと思う知識を得るために勉強をしていけば、もっと稼げるようになるのです。特定分野に強くなる可能性も高くなり、同業者や同資格保有者に差をつけることもできます。
 
資格は取っただけでは稼げません。資格は取得しただけでは何も変わりません。資格を取得し、行動し、きちんと活かしてこそ稼げる手段に変わるのです。
 
Text:高橋ゆり(たかはし・ゆり)
1969年生まれ。ファイナンシャルプランナー CFP

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高橋 ゆり

Text:高橋 ゆり(たかはし ゆり)

1969年生まれ。ファイナンシャルプランナー CFP


1997年、まだ取得者の少ないファイナンシャルプランナー資格を知り、28歳の時AFP、30歳の時上級資格であるCFPに合格。会社員の傍ら、「金融機関に勤めたことのないファイナンシャルプランナー」として活躍。その後、「学歴も資格のひとつ」と思い、大検(現:高認)の学習を始め、10か月後合格。短大入学後、大学に編入し、大学卒業資格を得る。その後、投資信託専門店舗、大手国内保険会社に勤務。現在は、取得した数々の資格を活かし、専門学校や大学で資格試験対策講師、確定拠出年金やマネープランを中心とするセミナー講師として活躍。
個別相談では相談者が相談者を呼んでくる「わかりやすい説明」が評判を呼んでいる。