2017.07.12ローン

変動金利と固定金利のいいとこ取りできる!? ミックスローンのメリット・デメリット

Text : 内村 しづ子

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住宅ローンを借りるとき、金利タイプで迷う方は多いでしょう。今回は金利タイプの異なるローンを組み合わせる方法、「ミックスローン」についてご紹介します。

金利タイプは大きく3つ

金利タイプには、設定した期間の金利が変わらず安定した返済ができる全期間固定金利型や固定期間選択型、そして金利に左右はされるけれど低金利が魅力の変動金利型の3つがあります。それぞれの特徴を確認しておきましょう。

図_ローン2

住宅ローンを借りる場合、通常はいずれかのタイプを選択してローンを組みますが、全期間固定型と変動型など複数の金利タイプを組み合わせてローンを組むこともできます。これをミックスローンといいます。

全期間固定型と変動型をミックスするメリット

借入金額3000万円、返済期間30年、元利均等返済で借入れをした場合、全期間固定型金利、変動型金利、ミックス型金利の当初の月返済額を比べてみましょう。

図_ローン3

図表のように全期間固定型金利2%の場合、当初月返済額は約110,800円、変動型金利0.6%で約91,000円となり、その差は月19,800円となります。これを半分である1500万円を全期間固定型、あと半分を変動型で借入するミックスローンを利用すると、当初月返済額は約100,900円となり全期間固定型で借入するより1万円程度少なくて済みます。さらに将来的に金利が上昇した場合でも、その影響を受けるのは総借入額の半分にとどまり、低金利が続いた場合も同様に総借入額の半分は恩恵を受けることがきる点はメリットといえるでしょう。

ミックスローンを利用する場合の注意点

メリット裏返しで半分を変動型で借入している場合、金利上昇時に影響を受けることは否めません。また複数の住宅ローンを組み合わせて借入するミックスローンは、ローン契約ごとに諸費用がかかるため、一つの金利タイプで借入するよりも費用が割高になる点に注意が必要です。ただし金融機関によっては、ローンの返済期間を揃える等の条件をクリアできれば、1本のローン扱いとなり諸費用も1本分で済むケースもあります。
 
諸費用の件、変動型を利用する場合の金利上昇時のリスク等、メリットだけでなく注意点を踏まえて利用を検討しましょう。夫婦共働きで夫と妻それぞれがローンを組むペアローン(※)を利用する場合は、将来設計を考慮して金利タイプや返済期間を変えるなどしてミックス型の利用を検討してもいいでしょう。

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内村 しづ子

Text:内村 しづ子(うちむら しづこ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者、
FP事務所マネーサロンキャトル代表

「働く女性が楽しい人生を送るためのお金の知識」を発信。共働き世帯の家計管理やライフプラン実現のためのセミナーや相談、執筆に注力。運営している「みらい女性倶楽部」では、個人型確定拠出年金セミナーや加入サポートを積極的に行っている。
https://m-quatre.com/