2017.09.28ローン

住宅ローンを組む時にかかる「保証料」とは何のお金?

Text : 内村 しづ子

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住宅ローンの借入れをするとき、諸費用のひとつに保証料があります。しかしこの保証料、住宅金融公庫フラット35では不要。さらにネット銀行を利用する際も必要ない場合がほとんどです。
借入先によって支払いの必要に有無のある保証料とはいったいどんなものなのでしょう。

住宅ローン保証料とは?

借入先の金融機関が保証会社を利用する際に必要になるのが保証料です。借入者(ローン契約者)が保証料を支払うことで、保証会社は借入者の連帯保証人になってくれます。

借人者が万一ローン返済をできなくなってしまった場合、金融機関は保証会社の方に返済の肩代わりの請求をして、保証会社が借入者に代わって金融機関にローン返済をしてくれます。

ただし保証会社が返済をしてくれたからといって、借人者はローン返済をしなくていいということではありません。借入者の返済先が金融機関から保証会社に換わっただけでローン返済は続きます。

つまり保証料とは、金融機関が保証会社を利用することで借入者に対し「貸したお金を返してもらえなくなる」リスクを回避するためのものだということです。あくまで万一の時の金融機関の保険であって、借入者の住宅ローンの支払いがなくなるということではない点に留意が必要です。

一括払いと分割払い、お得なのはどっち?

保証料の支払い方法には、一括払いと分割払いがあります。都市銀行等では一括払いは原則借入額に対して定額(※)とし、年利払いは借入金利に0.2%を上乗せするとしています。

30年間の保証料をみると一括払いは年利払いよりも金額を低く抑えることができます。

ただし、一括払いをするケースでは前払いとなりますので、借入時に多くの諸費用が掛かる点は抑えておいてくださいね。

※各金融機関のHPに掲載あり。ただし保証会社の審査結果によっては全額を年利払いできないケースや保証料の金額が掲載と異なる場合がある。

保証料の支払いは大きな金額となります。できたら保証料が必要ない金融機関で住宅ローンを組みたいと思うでしょう。

ただ保証料が不要なフラット35やネット銀行では、保証料が必要な場合と比べて事務手数料にかかる金額が大きいケースも少なくありません。住宅ローンを検討する際は、保証料だけでなく諸費用(保証料や事務手数料等)全てを含めた総返済額で比べることが基本です。

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内村 しづ子

Text:内村 しづ子(うちむら しづこ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者、
FP事務所マネーサロンキャトル代表

「働く女性が楽しい人生を送るためのお金の知識」を発信。共働き世帯の家計管理やライフプラン実現のためのセミナーや相談、執筆に注力。運営している「みらい女性倶楽部」では、個人型確定拠出年金セミナーや加入サポートを積極的に行っている。
https://m-quatre.com/