2016.11.10税金

フリーマーケットやスマホのアプリで得た収入に確定申告は必要なの?

Text : 和氣 恵子 / 監修 : 西山 美紀

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最近ではフリーマーケットだけでなく、スマートフォンのアプリなどで手軽に不要になった品物や自分で作ったものを販売することができます。月に数千円ならお小遣い稼ぎとして確定申告は不要な気がしますが、数万円から数十万円となってくると確定申告が必要なのでは?と心配になりますよね。2月の確定申告に向けて、今からしっかり勉強しておきましょう。

確定申告が必要な額は決まっている!

1年間あたり(その年の1月1日~12月31日まで)の経費などを差し引いた純粋な利益額が、基本的には専業主婦なら38万円を超える場合、仕事を持ち給与所得を得ている人なら20万円を超えた場合には、確定申告が必要です。給与所得者の場合、副業による収入ということになり、課税対象になるからです。

品物によって申告が必要ないモノも!

ただし、対象外のものもあります。例えば、自分が着るための洋服やバッグ、子ども用品などは、もともと自分たちの生活に必要で購入した品物です。そのような生活必需品は“生活用動産”とよばれ、生活用動産を売ったことで得られた利益に関しては確定申告する必要はありません。ただし、自分たちで使っていたものでも宝石や骨董品など生活必需品以外を販売した場合には、1つの価格が30万円を超える確定申告が必要です。また、洋服や下着類であっても、激安商品を見つけて転売のために購入し、販売した場合には利益目的にあたるので確定申告が必要となります。同様に手作りのアクセサリーや洋服も利益目的の販売なので“お店”と同じような扱いになり、一般的には確定申告が必要です。

必要経費をしっかり計算

ハンドメイド商品を作る際のパーツや生地などの材料費、参考にした書籍代、フリーマーケットに行くための電車賃やアプリの利用料金などは一般的に“必要経費”として売り上げから差し引くことができます。さらに発送する際の送料や梱包材料費なども必要経費になるので領収書をもらうようにしましょう。ない場合にはメモをしておくといいでしょう。しかし個人で確定申告をするのは判断に迷うことが多いと思います。不明点や疑問点がある時には、必ず居住地管轄の税務署や税理士に問い合わせることが大切です。決して自己判断せずにプロに確認をとるようにしましょう。

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和氣 恵子

Text:和氣 恵子(わき けいこ)

フリーランス・エディター&ライター

 

 

西山 美紀

監修:西山 美紀(にしやま みき)

ファイナンシャルプランナー、ライター、コラムニスト

出版社勤務を経て2005年独立。ファイナンシャルプランナーの資格を取得後、様々な雑誌にて執筆活動を行うほか、貯まる人・貯まらない人のべ500人へ取材を行い1万件以上のお金のデータを分析。「貯まるかどうかは年収の差だけではなく、お金の使い方や日々の生活習慣などの“体質”にある」と気づき、執筆した著書『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)が発売中。