更新日: 2024.03.13 借り換え

キャッシングから借り換えるメリットは?借換先の選び方やカードローンとの違い

キャッシングから借り換えるメリットは?借換先の選び方やカードローンとの違い
クレジットカードを使って手軽にできるキャッシングですが、返済に負担を感じている人もいることでしょう。クレジットカードのキャッシングからカードローンへ借り換えを行うことで、メリットが得られることがあります。
 
クレジットカードのキャッシングから借り換えを行うことで得られるメリットや借換先の選び方をご紹介します。カードローンとの違いも説明していきますので、借り換えを考えている人は参考にしてください。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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新井智美

監修:新井智美 / あらい ともみ

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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キャッシングについて知ろう

まずはキャッシングとは何かを詳しく説明していきます。利用の仕方や、混同されやすいカードローンとの違いも確認しておきましょう。
 

キャッシングとは?

「キャッシング」という言葉は、クレジットカードやカードローンを使って、コンビニに設置されているATMや銀行ATMさらにはインターネットバンキングで現金を借りるサービスのことをいいます。給料日前などで手元に現金がない状態の時に、上の方法で現金を借り入れることができます。
 
キャッシングの中には、金融会社やカード会社が行っている借り入れに特化したキャッシングサービスである「カードローン」も含まれます。今回は、クレジットカードに付帯した機能として提供されているキャッシングについて説明していきます。
 

キャッシングとカードローンの違い

現金を借りるサービスのことを示す「キャッシング」には、「カードローン」も含まれています。今回説明していく「クレジットに付帯したキャッシング」とは、キャッシング以外に使えるかどうかが大きな違いとなります。
 
金融機関やカード会社による「カードローン」は、ショッピングなどで使用することができず、現金を借り入れるキャッシングのみしかできません。一方「クレジット付帯のキャッシング」は、借り入れはもちろんショッピングなどでも利用することができます。
 
金利は「カードローン」のほうが引く、借り入れできる枠も大きい傾向にあります。借り入れだけが目的なら「カードローン」を、基本はショッピングに利用して少額の現金を借り入れるのであれば「クレジットに付帯したキャッシング」を利用するのがおすすめです。
 

クレジットに付帯したキャッシングの利用の仕方

キャッシングは提携している金融機関(銀行など)の現金引き出しや預け入れ、通帳記入などを行っているATMで利用することができます。クレジットカードをATMで使用することで、必要な現金の借り入れができるのです。
 
提携している銀行ATMが見つからなくても、コンビニの提携ATMやマルチメディア端末によって借り入れすることもできます。コンビニATMやマルチメディア端末のある店舗であれば、近所にあるという人も多いことでしょう。近くの店舗で利用できれば、必要に応じてすぐに対応できるのでいざという時に安心です。
 
■キャッシングサービスの利用手順

  • 1.ATM画面の「お引き出し」ボタンを押します。
    ※「クレジットカード」ボタンがある場合は、「クレジットカード」ボタンを押します。
  • 2.「お借入れ」ボタンを選んで押します。
  • 3.手持ちのクレジットカードを挿入し、
    引き出しと同じように4桁の暗証番号を入力します。
  • 4.「キャッシング」「リボ(カードローン)」から選択します。
    ※金融機関によって表示が異なります
  • 5.ご利用金額を1万円単位で入力します。
  • 6.現金、ご利用明細、クレジットカードを受け取ります。

 
■ネットキャッシング
ネットキャッシングといって、クレジットカードの利用代金を引き落としている口座に現金を振り込んでもらう方法もあります。ネット環境があればすぐに申し込みでき、最短で数分で振り込まれます。深夜でもすぐに対応してもらえるので便利です。
 

キャッシングの返済の仕方

キャッシングの返済額は、登録している口座から支払日に自動引き落としされます。利用した翌月に1回で支払いを終える「1回払い」と「リボ払い」から選択するのが代表的なパターンです。
 
■リボ払いの種類
リボ払いにはいくつか種類があり、金融機関によってどれを採用しているかが異なります。
 

リボ払いの種類

・定額方式:返済する側が設定した一定額を毎月支払っていく方法です。
・定率方式:借り入れしている残高に対して一定の金額を乗じた額を返済していく方法です。
・残高スライド方式:借り入れしている残高に応じて、毎月の返済額が変わってきます。

 
持っているクレジットカードによって、リボ払いの種類が異なりますので利用する場合は必ず確認するようにしましょう。これからキャッシングを利用するためにカードを作る場合も、どのリボ払いの種類かを確認して、自分に合った方式のものを選ぶのも良いかもしれません。
 

キャッシングの借り換えをするには

複数のクレジットカードでキャッシングをしていると、返済日などの管理が大変ですし、それぞれの返済残高や金利などが把握しにくくなってしまいます。キャッシングを借り換えして1本にまとめることで、それらの管理がしやすくなります。
 

申し込みに審査が必要

キャッシングの借り換えをするために、新たにクレジットカードを申し込む場合には審査が必要です。クレジットカード申込時にキャッシング上限額を設定しておきます。
 
審査に通過すると利用枠が決められるのですが、クレジットカードのキャッシング枠は総量規制の対象となるため、年収の3分の1を超えて設定することはできません。また、すでに持っているクレジットカードに、キャッシング機能をつけるためキャッシング審査を別途受けるという方法もあります。
 
審査基準は各社で異なっており、具体的な基準は公表されていません。同じタイミングで2社に申し込んで、一方は通過して一方は通過しないという状況も起こりうるのです。まずは審査に通過することが必要で、まとめて借り換えできるだけの利用枠があるかどうかも考える必要があります。
 

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キャッシングの借り換えで発生するメリット

キャッシングの借り換えをすることでどんなメリットが発生するのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
 

複数のキャッシングをまとめられる

複数のクレジットカードでキャッシングしている場合、それを借り換えによって1本にまとめることができます。複数でキャッシングしていると返済日が異なっていたり、取引できるATMが別々であったりする場合があります。1本化することでそれらの手間を軽減させることができるのです。
 

返済しやすい方法を選択できる

キャッシングの返済用口座を確認するため、自宅から離れたATMまで通っている人もいることでしょう。また複数の異なる口座で返済をしている人もいるかもしれません。毎月、引き落とされる金額が口座に入っているかをそれぞれ確認することはかなりの手間になります。
 
借り換えをすることで複数の口座をまとめられて、自宅から近いATMで返済できるようにすることも可能になります。
 

キャッシング以外の借換先

クレジット付帯のキャッシングから別のキャッシングに借り換える方法は利用枠に制限があるなど、人によっては難しい場合があります。ここではキャッシング以外の借換先について説明していきます。
 

カードローンを利用

クレジット付帯のキャッシングより、利用枠が多く金利も安いカードローンに借り換える方法があります。金利が安くなると返済額が必ず減るというわけではありませんので、借り換えする時はシミュレーションするようにしましょう。
 
カードローンは限度額内であれば、何度も借り入れが行えます。借り換えを行った後も借り入れをする可能性のある人はカードローンがおすすめです。
 

借り換え用ローンを利用

金融機関が提供しているローンの中には、借り換えに特化した商品があります。借り換え用ローンはおまとめローンとも呼ばれている商品で、銀行や消費者金融が提供しています。
 
多くの借り換え用ローンは用途が返済のみに限られており、追加でお金を借りることはできません。キャッシングに比べて利用枠が広くとられており、数百万借りることができます。
 
また借り換え用ローンは、年収の3分の1までしか貸し付けできないという総量規制の対象外となっています。規制対象となっているローンより多く借り入れできるため、まとめやすくなるでしょう。
 
すでに借りているキャッシングより金利の安いところでローンを組めば、金利が低く抑えられます。現状を把握して、無理のない返済計画をたてることも可能となります。
 

フリーローンを利用

フリーローンは、ローンの用途を原則自由となっているローンのことです。用途をしぼったローンと比べると少し金利が高くなります。借り換えローンと同じく金利が抑えられ、返済計画もたてやすくなります。借り換えローンも同様ですが、借り入れは1回しか行えず再度借り入れる時は再審査が必要となります。
 

キャッシングの借換先はしっかり検討しよう

キャッシングから借り換えを行うことで、メリットが得られる人も多いですが借換先はどこでもいいわけではありませんし、金利が低いからといって、返済額が減るわけでもありません。実際に借り換えする時には必ずシミュレーションを行うようにしましょう。
 
また審査に落ちてしまうこともあります。審査に通る、自分に合った借換先をしっかり検討するようにしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
 

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