最終更新日: 2019.01.08 公開日: 2017.08.30
資産運用

〈柴沼投資塾〉個別株④。IPOで成功体験を味わおう

執筆者 : 柴沼直美

 
 これまで何回かにわたって、個別株投資のABCをお伝えしてきました。今回はちょっと目先をかえて、みなさんの好みとか、利益が出そうか確認してとか、時にはチャートで確認して、といったプロセスなしで、だからといってインデクス投資のようなものでもなく、手軽に成功体験を味わっていただけるIPO(アイピーオー)についてご紹介します。
 
 
柴沼直美

執筆者:

Text:柴沼直美(しばぬま なおみ)

CFP(R)認定者

大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
http://www.caripri.com

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柴沼直美

執筆者:

Text:柴沼直美(しばぬま なおみ)

CFP(R)認定者

大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
http://www.caripri.com

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とっても簡単!宝くじより確率は高い

 

 IPOというのは、「Initial Public Offering(新規株式公開)」の略で、企業がはじめて株式を投資家に売り出して、証券取引所に株式を上場することです。上場すれば、だれでも売買ができるようになり、企業側としては株価が上昇すれば自己資本が増える。自己資本なので銀行借り入れではない、つまり借金ではないので、財務面では健全な調達方法になります。加えて誰の目にも企業運営や状況がわかるようになりますから、社会的なステイタスもあがり、優秀な人材を確保しやすくなるというメリットもあります。

 この最初に上場するタイミングで投資をすることをIPO投資といいます。新規上場するときの「株を買う権利」を抽選で手に入れることができれば、上場日のはじめて株価がつくタイミングで売却することで、かなりの確率で収益を獲得することができます。まとめると、「上場前の抽選で当てて、上場日に売却して差額を収益として獲得する」というものです。
よくニュースで耳にする「未公開株」ではなく、証券会社を経由して抽選で上場株を当てるものですから、正当かつ確率の高い方法です。私のクライアントにも、まったく投資をしたことがない方には最初IPOで成功体験を味わっていただいて「株アレルギー」を取り除いていただいてから、投資に取り組んでいただくケースは多いです。

 2016年を例にとると、新規上場した企業数は92社でしたが、上場前に手に入る株価(公開価格といいます)と上場日の初値を比べると、69勝22敗1分けです、抽選に当たりさえすれば(そこが唯一の関門)収益を獲得できる可能性はかなり高いと言えるでしょう。

 

確率を上げるためには複数の証券会社に口座開設

 

 先ほど、抽選に当たることが大事と書きました。犬も歩けば棒にあたるではありませんが、証券会社に口座開設をしないとはじまりません。またせっかくならば抽選に当たることを優先に考えるために、複数の証券会社での口座開設が理想です。たしかに書類手続きなどで面倒な点もありますが、開設の時だけです。あとはそのまま休眠でもOKですし、口座管理料もかからないので、ここは頑張りましょう。
そこで、どこに開設するかが問題になりますが、そこはズバリIPOの株が振り分けられる証券会社です。イメージとして図をご覧ください。この例では、A社に最も多くの株が振り分けられています。ですが、それ以上に抽選に応募した顧客多ければ皆さんにあたる確率は小さくなります。大手証券会社であれば、ほぼすべてのIPOを引き受けていますから、口座開設の意義はありますが、中堅会社であるとその中での競争倍率(IPOに申し込む人)が少ない場合が多々ありますので、最終的に皆さんの当選確率は一概に大手だからいいというものではないということをご留意ください。

 

図_資産運用2

タイミングを見計らって抽選に応募

 

 口座開設すれば、メルマガサービスなどでIPOを引き受けます!というお知らせが届きます。その時の相場全体のタイミングにも関係してきますので、ざっくりと相場が盛り上がっているのか冷え込んでいるのかを見ておきましょう。相場が盛り上がっているときは、想像以上に、初値>公開価格で、10万円以上の収益を手にすることもまれではありません。逆に、相場全体が冷え込んでいるときは、IPOもそれほど盛り上がらない、場合によっては見送ることすらあり得ます。その場合は別に「なかったこと」になるだけですから、皆様の投資の資金がなくなるわけでもなんでもありません。ただチャンスが一度なくなるというだけです。

 

IPO株の抽選を受けて利益をいただく

 

 いよいよ「IPO株の抽選」を受けます。といっても非常に簡単で、申し込み期間にIPO割り当てのある証券会社に申し込みをして抽選結果を待つだけです。運よく当選したら購入期間に申し込みの意思表示をして、公開価格を振り込み、上場日に初値で売却するだけです。

 

いかがでしょうか。とても簡単。申し込みの意思表示をしてあらかじめ前受け金を当選した証券会社に振り込めば、その1週間~10日後の上場日に売却して利益をいただくのです。もちろん、その企業にほれ込んでずっと応援したいのであれば保有するのもありです。あえて手間がかかる点を挙げるなら、あらかじめ公開価格を振り込む必要があるところでしょうか。(前もって差額だけいただく、なんてことはできないのですね)



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