更新日: 2019.03.12 株・株式・FX投資

株式投資を始めたいけど、知識がなくて不安。株の勉強って何から始めればいいの?

執筆者 : 柴沼直美

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柴沼直美

執筆者:柴沼直美(しばぬま なおみ)

CFP(R)認定者

大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
http://www.caripri.com

株式市場は大海原、そこに大小さまざまな魚が生存していると理解すること

日本の株式市場の大きさは2016年9月末現在で約528兆円です。日本のGDP(国内総生産)が約500兆円ですから、いかに大きいかということがご理解いただけるかと思います。
 
これだけ大きいと、市場参加者もさまざまな思惑で取引をします。いわゆる機関投資家とよばれる、大きな金額を動かす投資家から、数万円~数十万円ぐらいの規模を売買する個人投資家までが同じ銘柄に投資をします。
(日本の皆さんの年金資金を運用しているGPIF年金積立金管理運用独立行政法人では2016年3月末時点で135兆円を運用しています)どういうことが起こるかは、当然、想像できますね。
 
個人投資家のAさんが、「きっと業績がよくて上がると思うからX銘柄に投資しよう」と思っても、機関投資家(ファンドマネジャー)が何らかの事情で、同じX銘柄の保有割合を削って別の銘柄に買換えることになって売り注文を出せば、Aさんの思惑とは反対の値動きになってしまいます。
 
なぜなら、Aさんが買い注文を出すのは1株単位、これに対して機関投資家は同じ銘柄に対して100万株の売り注文を出すことになれば、当然株価は下がります。
 

2016 年の株式売買シェア
出所:日本証券取引所

 

短期的にはシナリオ通りに動かないのが株価の値動きです

こんな例は日常茶飯事で、もっというと想定していなかったのに、為替が円高ドル安になってしまった。どこかの国でテロが起こってしまった。など、政治的なイベントによって皆さんが想像していた値動きが思惑通りにならなかった、あるいは反対の値動きになってしまった、ということもたくさんあります。
 
むしろ、思惑通りにいかないほうが多い。それほど、株価というのはさまざまな要因が絡み合って決まっていくものです。
 
個人投資家の方がいくら一日中株価ボードに貼りついていても、そういった外からの大きな波にうまく乗って収益をあげられる可能性はとても低いと考えたほうが、ストレスなく株式投資を続けることができます。
 
では株式投資の意味はなんだろう。となりますが、個人投資家ならではの視点から楽しみを見つけることができます。
 

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値動きについては長期で、個人投資家ならではの株主優待や配当に着目しよう

まず、短期で収益を上げようと力まないことです。株価はその会社の業績を映し出す鏡と言われている通り、最終的には財務体質がしっかりしていて、業績がよくなると思われる株価は上昇します。
 
「果報は寝て待て」で業績がいいと判断した株に投資をするのは賛成。ただ「短期売買」に走らないこと。機関投資家というクジラに飲み込まれてしまい、ストレスを抱えて、結果「株式投資で損をした」という苦い経験だけが残ることになります。
 
次に心にとめていただきたいことは、株主優待や配当に着目して銘柄を選ぶことです。確かに投資した時よりも株価が上昇したところで売却すれば、「売却益」が得られますが、それだけでなく、保有している限り得られる「配当」や、決算期末に株主であればもらえるさまざまな株主優待をぜひ忘れないでチェックしてください。
 
こういった、「保有」することによって得られる楽しみに着目するのは、「長期で投資」「ストレスなく運用する」という個人投資家の皆さんの主旨に沿ったスタイルです。実践するときにぜひ検討項目に加えていただければと思います。
 
最後にまとめます。株式投資をするにあたって、最初に理解することは、「100億円単位で投資するファンドマネジャーと同じ土俵に立つ」のだから真っ向から短期売買で勝負しようと思わないこと。
 
個人投資家ならではの楽しみを基準に銘柄を選ぶこと。それには、財務がしっかりしていて収益増加が期待できそうな銘柄をネットで検索したりして選ぶ。
 
そのときに、配当や株主優待も考慮に入れて、「回転売買」ではなく「保有してその企業を応援する気持ちで」長期的にストレスをためずに運用するスタイルをとることです。ご参考にしていただければ幸いです。

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