最終更新日:2019.01.10 公開日:2018.04.25
資産運用

売り時を逃さないで! 陥りがちな投資行動(2)

陥りがちな投資行動シリーズ、第2弾です!
 
株式投資は“買い時”よりも“売り時”のほうが難しいと言われるのをご存知でしょうか。今回は陥りがちな投資行動について、「売り時を逃しやすい」のはどんなときがあるのか考えてみたいと思います。
 
小沼鮎子

執筆者:

Text:小沼鮎子(こぬま あゆこ)

ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者

大学を卒業後、大手証券会社に就職。約10年間、個人のお客様への資産コンサルティング業務に主に携わる。勤務中に、資産コンサルティング業務の延長線上に、ファイナンシャルプランナーという仕事があることを知り、お客様に寄り添ったコンサルティングができることに共感し、資格を取得。アメリカでは資産管理の一生涯のパートナーとして時には金融に詳しいお茶飲み友達として身近な存在であるファイナンシャルプランナーという仕事を、日本でも普及させたいという志を持って一般の方への情報発信をしている。

詳細はこちら
福島えみ子

執筆者:

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監修:福島えみ子(ふくしま えみこ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
マネーディアセオリー株式会社 代表取締役
リュクスセオリーFPサロン 代表
大学卒業後、都市銀行に入行。複数の銀行、法律事務所勤務中に、人生の悩みは結局のところお金と密接に関係することを痛感、人生をより幸せで豊かにするお手伝いがしたいとファイナンシャルプランナーに。FP会社にて勤務後、独立。これまで500件以上の個人相談を担当すると共に、セミナー、執筆と幅広く活動。相続・資産運用・住宅相談・リタイヤメントプラン等を得意とし、個人相談にも力を入れる一方で、セミナーや企業研修、執筆を通じてわかりやすくお金の知識を発信することに注力している。

http://mdtheory.co.jp/

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小沼鮎子

執筆者:

Text:小沼鮎子(こぬま あゆこ)

ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者

大学を卒業後、大手証券会社に就職。約10年間、個人のお客様への資産コンサルティング業務に主に携わる。勤務中に、資産コンサルティング業務の延長線上に、ファイナンシャルプランナーという仕事があることを知り、お客様に寄り添ったコンサルティングができることに共感し、資格を取得。アメリカでは資産管理の一生涯のパートナーとして時には金融に詳しいお茶飲み友達として身近な存在であるファイナンシャルプランナーという仕事を、日本でも普及させたいという志を持って一般の方への情報発信をしている。

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福島えみ子

執筆者:

監修:福島えみ子(ふくしま えみこ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
マネーディアセオリー株式会社 代表取締役
リュクスセオリーFPサロン 代表
大学卒業後、都市銀行に入行。複数の銀行、法律事務所勤務中に、人生の悩みは結局のところお金と密接に関係することを痛感、人生をより幸せで豊かにするお手伝いがしたいとファイナンシャルプランナーに。FP会社にて勤務後、独立。これまで500件以上の個人相談を担当すると共に、セミナー、執筆と幅広く活動。相続・資産運用・住宅相談・リタイヤメントプラン等を得意とし、個人相談にも力を入れる一方で、セミナーや企業研修、執筆を通じてわかりやすくお金の知識を発信することに注力している。

http://mdtheory.co.jp/

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「利益は小さく損は大きく」なっていませんか?

「利小損大」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。投資の世界ではしばしば使われますが、利益が小さく損が大きくなってしまうことを言います。
 
売るタイミングを失敗してしまう人は、この傾向に陥る人が多いといわれています。具体的にはどういったことでしょうか。
 
例えば、持っている株に利益が出ているとします。利益が出ていると多くの人は下落するのが怖くて、すぐに売却して少ない利益でも確定してしまいがちだといわれています。
 
これは、今わかっている利益を早く確保しておきたいという気持ちが働くからです。
 
では損をしているときはどうでしょう。損をしているときは利益が出ているときとは逆に、今わかっている損失を確定するのが嫌だという気持ちが強くなります。
 
その結果、売って損を現実にするのを先延ばしにする傾向があるといわれています。思いあたる人も多いのではないでしょうか。この傾向を、行動経済学ではプロスペクト理論で「損失回避性」と呼んでいます。
 
利益をコツコツ積み上げても1回の損が大きくなってしまうと、せっかく積み上げた利益が吹き飛んでしまいますね。まずは自分がこういった傾向に陥っていないか、今までの取り引き履歴などを見て確認してみましょう。
 

損は早めの決断を!

保有している株の銘柄に損が出ているケースを、もう少し詳しく考えてみましょう。
 
損をしていると「もう少し待ってみたら戻るかも……」と期待してしまうこともあるのではないでしょうか。実はこの考えが、損失を大きくする引き金になってしまいかねないのです。
 
もう少し待ってみて期待どおり値段が戻ればいいのですが、さらに下がって損が膨らむ危険性があることも、忘れないようにしなければなりません。
 
株式投資では、見込んでいた状況が変わってしまったときは、見切りをつけて売却することもときには必要です。
 
このことを「損切り」といいますが、特にこれといった理由もなく損切りを先延ばしにしていると、あとで取り返しのつかない損失が出て「あのとき売っておけばよかった」と、後悔することになるかもしれません。
 
保有中の株の銘柄に業績の下方修正や、配当が減ってしまう減配などがあったりして、見込んでいた状況が変わってしまったときは、一度このまま保有するべきか考えてみましょう。
 

株価のチェックのしすぎは悪影響?

株式投資を始めると、自分の持っている銘柄の動きが気になって、つい1日に何度も相場をチェックしてしまいませんか? 誰もが無意識にやってしまいがちですが、株価のチェックしすぎは、売り時を誤ってしまう原因となりかねません。
 
毎日など株価を頻繁に見ていると、少しの上がり下がりで一喜一憂しやすくなります。目標の値段になったら売ろうと思っていても、相場をチェックしたときにたまたま下落していると、焦ってつい売ってしまうということはよくあるのではないでしょうか。特に利益が出ている銘柄ではそうなりがちでしょう。
 
安心感を得るためにチェックしているはずが、逆に不安をあおる原因になっているかもしれません。何度もチェックして一喜一憂しないという自信がある人以外は、あまり頻繁に見ないほうがいい結果になるかもしれませんね。
 

感情に流されないで!

いかがでしたでしょうか。売り時を逃しやすいパターンについて考えてみましたが、共通するのは株の売買の意思決定をするときに、感情を持ち込んでしまっているところです。
 
保有している銘柄が上がっているときも下がっているときも、感情に流されないように、一定の目標まで到達したら売る習慣をつけましょう。
 
どうしても気持ちが揺らいでしまう人は、あらかじめ目標の価格を決めておいて、その価格になったら売りに出す注文方法(指値注文)をしておくのも1つの解決策でしょう。自分の癖を知って、効率のよい投資ができるといいですね。
 
Text:小沼 鮎子(こぬま あゆこ)
ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者

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