更新日: 2019.01.10 その他資産運用

昨年、相場上昇のけん引役となった4社「FANG」は現役続行?選手交代?

執筆者 : 柴沼直美

昨年、相場上昇のけん引役となった4社「FANG」は現役続行?選手交代?
昨年、大きく相場上昇のけん引役となったFANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)。
 
今年初めの米国株が大きく調整したのと前後して、フェイスブックの情報流出問題が大きく報道されました。
 
これを機にFANG はお休み? それとも引退? どちらなのか、考えたいと思います。

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柴沼直美

Text:柴沼直美(しばぬま なおみ)

CFP(R)認定者

大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
http://www.caripri.com

FANGそのものはまだまだこれから

2018年に入って、フェイスブックは2月1日につけた高値195.32ドルから、4月4日には一時150.81ドルまで約23%下落しましたが、アマゾン、ネットフリックス、グーグルの株価については、堅調に推移しています。
 
冒頭に述べたとおり、フェイスブックは3月中旬に明らかになったケンブリッジ・アナリティカによる、ユーザデータの不正入手の報道を受け下落しましたが、4月25日に発表された2018年第1四半期の決算では、総売上高は119.66億ドル(+49%)と好調でした。
 
またアマゾン、ネットフリックスについてもいずれも好調なプライム会員数、契約者数に支えられて、売上高だけを取り上げても510.42億ドル(+42.9%)、37億ドル(+40%)を記録しました。
 
グーグルも311.5億ドル(+26%)と同様です。これらの数字をざっと眺めるだけでも、FANGの快進撃はまだまだ続きそうです。
 

いつまでも上がることをどうやって説明するのか

確かに、好決算という裏付けがあるのですから、株価はその期待を織り込んで上昇していくのでしょうが、学校で優等生になればさらに期待が高まるのと同じで、投資家の期待はますます膨らんでいくでしょう。
 
やがてその期待に応えることができず、買いのボリュームが減速し売りに転じるというのが成長株のシナリオです。
 
このように、米国相場全体がはっきりしない中でも上昇を続けると、高所恐怖症を口にする投資家が出てもおかしくないでしょう。
 
それを打ち消すのが、強気な会社予想です。さらに、これまで強気な会社予想をも上回った結果を残してきています。
 

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電車の中でスマホ動画を見る人が増える続ける限り、現役続行

電車の中を見渡してみましょう。スマホを見ていない人のほうが少ないのではないでしょうか?
 
乗客はさまざまなアプリを操作していますが、明らかに動画を見ている人は増えています。
 
テレビより動画、実際に店頭に足を運ぶのではなくネット通販での買い物、連絡はフェイスブックで、というように、このトレンドは加速こそすれ、反転することは極めて考えにくいです。
 
例え有料課金となっても利便性を放棄することは難しい、という人間の心理をうまくついて会員数の増加は止まらず、さらに使用頻度は高く、高額になっていく限り、FANGの現役続行は確実と言わざるを得ないでしょう。
 
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

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