2018.05.16 資産運用

昨年、相場上昇のけん引役となった4社「FANG」は現役続行?選手交代?

Text : 柴沼 直美

昨年、大きく相場上昇のけん引役となったFANG(フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)。
 
今年初めの米国株が大きく調整したのと前後して、フェイスブックの情報流出問題が大きく報道されました。
 
これを機にFANG はお休み? それとも引退? どちらなのか、考えたいと思います。

FANGそのものはまだまだこれから

2018年に入って、フェイスブックは2月1日につけた高値195.32ドルから、4月4日には一時150.81ドルまで約23%下落しましたが、アマゾン、ネットフリックス、グーグルの株価については、堅調に推移しています。
 
冒頭に述べたとおり、フェイスブックは3月中旬に明らかになったケンブリッジ・アナリティカによる、ユーザデータの不正入手の報道を受け下落しましたが、4月25日に発表された2018年第1四半期の決算では、総売上高は119.66億ドル(+49%)と好調でした。
 
またアマゾン、ネットフリックスについてもいずれも好調なプライム会員数、契約者数に支えられて、売上高だけを取り上げても510.42億ドル(+42.9%)、37億ドル(+40%)を記録しました。
 
グーグルも311.5億ドル(+26%)と同様です。これらの数字をざっと眺めるだけでも、FANGの快進撃はまだまだ続きそうです。
 

いつまでも上がることをどうやって説明するのか

確かに、好決算という裏付けがあるのですから、株価はその期待を織り込んで上昇していくのでしょうが、学校で優等生になればさらに期待が高まるのと同じで、投資家の期待はますます膨らんでいくでしょう。
 
やがてその期待に応えることができず、買いのボリュームが減速し売りに転じるというのが成長株のシナリオです。
 
このように、米国相場全体がはっきりしない中でも上昇を続けると、高所恐怖症を口にする投資家が出てもおかしくないでしょう。
 
それを打ち消すのが、強気な会社予想です。さらに、これまで強気な会社予想をも上回った結果を残してきています。
 

電車の中でスマホ動画を見る人が増える続ける限り、現役続行

電車の中を見渡してみましょう。スマホを見ていない人のほうが少ないのではないでしょうか?
 
乗客はさまざまなアプリを操作していますが、明らかに動画を見ている人は増えています。
 
テレビより動画、実際に店頭に足を運ぶのではなくネット通販での買い物、連絡はフェイスブックで、というように、このトレンドは加速こそすれ、反転することは極めて考えにくいです。
 
例え有料課金となっても利便性を放棄することは難しい、という人間の心理をうまくついて会員数の増加は止まらず、さらに使用頻度は高く、高額になっていく限り、FANGの現役続行は確実と言わざるを得ないでしょう。
 
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

柴沼 直美

Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

大学を卒業後、日本生命保険に入社。保険営業に従事したのち渡米。米国アリゾナ州、Thunderbird School of Global ManagementにてMBAを修得。帰国後外資系証券会社、投資顧問会社にてアナリスト、日本株ファンドマネジャーを経験。出産・母親の介護を機に退職。三人の子育ての中で、仕事と主婦業の両立を図るべく独立。キャリアカウンセラー、CFPの資格を活かしつつ、それぞれのライフステージでのお金との付き合い方を、セミナーや個別相談により紹介。子どもの教育費・留学費から介護に至るまで経験を交えた実行可能な幅広いストライクゾーンで対応。
http://www.caripri.com

ファイナンシャルフィールドとは?