最終更新日: 2019.01.10 公開日: 2018.11.13
資産運用

仮想通貨の売買を判断する『センチメンタル分析』ってどんな手法?

株式や仮想通貨を取引する場合の指標として、ファンダメンタル分析、テクニカル分析がありますが、今もう1つ関心を集めている指標があります。
 
それが「センチメンタル分析」と呼ばれる手法です。
 
 

Text:

Text:佐藤美輪 (さとう みわ)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

会計事務所勤務を経て、中小企業のFP分析を行う企業に勤務。
一般の家計にも投資を取り入れる投資コーチとして活動中。
特に、今後、無視できない金融商品となる仮想通貨への安全な投資を広めるために、仮想通貨のファンダメンタルズ分析の実現に向けて研究しています。

詳細はこちら

執筆者:

Text:佐藤美輪 (さとう みわ)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

会計事務所勤務を経て、中小企業のFP分析を行う企業に勤務。
一般の家計にも投資を取り入れる投資コーチとして活動中。
特に、今後、無視できない金融商品となる仮想通貨への安全な投資を広めるために、仮想通貨のファンダメンタルズ分析の実現に向けて研究しています。

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センチメンタル分析とは

センチメンタル分析とは、SNSやツイッターなどから発信するメッセージを集め、人が今どのように感じているのかなど、感情を数値化しトレンドを予測する方法です。
 
センチメンタル分析は、テキスト・マイニングと呼ばれる技術を応用しています。このテキスト・マイニングとは、1990年代中頃に考案された技術で、膨大な文章データから共通する単語や出現率を計算し、相関関係を導くことで価値ある情報を特定することを言います。
 
センチメンタル分析は、このテキスト・マイニング技術により「総評価(Score)」をつけます。
 
その「総評価(Score)」の割合は、「肯定的(Positive)」「中立的(Neutral)」「否定的(Negative)」の3つに分類されます。
 
「肯定的」は、商品に対する購買意欲や興味を示します。
「否定的」は、商品に対し興味がない、恐怖や心配を示しています。
「中立的」は、商品に対し多少の興味はあるが、購買する意欲までないことを示しています。
 
しかしながら、「中立的」の分類方法には課題があります。
 
その課題とは、「中立的」は「曖昧」であることを意味し、この「曖昧」を的確に分類することがとても難しいのです。
 
センチメンタル分析は、この「曖昧」を適切に分類するのが次の課題と言われています。
 

仮想通貨をセンチメンタル分析すると

センチメンタル分析を仮想通貨で応用すると、チャート分析では見えない、市場への期待や不安が可視化されます。
 
例えば、チャート分析では価格が上昇トレンドの場合、投資家の心理として利確するタイミングが難しくなります。
 
ところが、センチメンタル分析の結果を活用することで、売買価格が上昇トレンドだったとしても、「肯定的」の数値が低く「否定的」の数値が高い場合には、投資家の関心が薄らぎ、市場への恐怖や不安を感じていることが読み取れます。
 
結果、この上昇トレンドが下降トレンドへ向かう可能性が読み取れます。
 

センチメンタル分析から仮想通貨市場を判断するには

市場価格が期待できるトレンドとしては、「否定的」と「中立的」が低く、「総評価」と「肯定」の数値が高い場合です。
 
また、「総評価」が横ばいでも、「肯定的」が高く、「否定的」と「中立的」が低い場合も市場価格に期待できます。
 
一方、「否定的」が高く、「中立的」が横ばいか低く、「総評価」と「肯定的」が低い場合では、市場価格に期待はできません。
 
判断が難しいケースは、「中立的」が高く、「総評価」と「肯定的」が横ばいか低く、「否定的」が横ばいの場合です。
 
つまり、「中立的」が高い場合、「肯定的」の要素と「否定的」の要素が含まれているため、上昇か下降かを判断することが難しくなります。
 
センチメンタル分析としては、「中立的」が高い場合、様子見の判断となります。
 

まとめ

センチメンタル分析では、仮想通貨への恐怖、関心、欲望を数値化し、投資家の感情を知ることができます。
 
センチメンタル分析とテクニカル分析を組み合わせることで、より精度の高い市場価格の予測が可能となりますので、活用されてみることをおすすめします。
 
Text:佐藤 美輪 (さとう みわ)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
 



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