更新日: 2019.07.04 株・株式・FX投資

株を買うときに、いくらになったら売りますか?重要な出口戦略

株を買うときに、いくらになったら売りますか?重要な出口戦略
株を買うときに、いくらになったら売るかを決めていますか?
 
もちろん、株価は日々さまざまな要因で変動し、急に上昇したり、その反対に急落したりすることがあるので、状況に応じて臨機応変に対応することが大切です。
 
しかし、買った株が値上がりしても、その株を売らなければ利益が確定しません。売るタイミング、つまり出口戦略が重要になってきます。
 

【PR】基礎から学べる投資学習動画が無料公開中!

【PR】投資の達人になる投資講座

投資の達人になる投資講座

おすすめポイント

・生徒数日本一の投資スクールが監修
・2時間の投資学習動画が完全無料
・投資の仕組みとノウハウをスッキリ理解できる
・未経験者でも分かるように図解で解説

FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

心理的に有利なのは買方

株を買うという「入口」では、たくさんの銘柄の中から有望な株を選ぶことができるので、いくつか候補を絞って、比較しながら慎重に銘柄と買い時を判断する人はたくさんいます。
 
ところが、買って保有している株を売るという「出口」になると、売り時を見極めるだけなのに、巷にあふれる情報に振り回されたり、その場の雰囲気に流されたりして、安易に判断してしまう人が少なくありません。できるだけ高く売りたい、損はしたくないという気持ちが、投資経験の長い人の判断をも曇らせるのです。
 
投資は、出口戦略が難しいと言われます。株式投資では、買うにしても売るにしても取引してくれる相手がいなければ成立しません。そうなると、心理的には買方が有利になります。
 
なぜなら、買方の場合、手持ちの資金を運用したいという動機がほとんどで、投資対象は上場している株以外にもたくさんあるからです。また、東証一部(東京証券取引所第一部市場)だけでも2000を超える数の会社が上場していますから、その中から有望な銘柄を選んで買うことができます。
 
なんらかの理由で保有しなければならない株があるとしても、通常、買うタイミングには時間的な余裕があります。
 
一方、売方は、信用取引は別にして自分が持っている株を売るのですから、銘柄を選ぶことはできません。そうなると、その株が買方に選ばれなければならないため、なかなか目標の値段で売ることはできません。
 
上昇傾向が続いている株でもまだ上がると思われたり、下落傾向にある株がそろそろ買い頃だと思われたりする値段になって、その株が選ばれるわけです。株を売ろうとするときには、「今、自分だったらその株を買うだろうか」と、逆の立場で考えることがよい判断につながるのではないでしょうか。
 

長期投資でも重要な出口戦略

株を売ろうとする人にとっての出口は、買おうとする人にとっては入口になります。自分が売りたいときに果たして買ってくれる人がいるのか、いくらだったら買ってくれるのか、買方の気持ちになって考えることが大切です。
 
もっとも、持っている株が勢いよく上がってくると、買方も「乗り遅れるな」とばかりに焦って高値を掴むことがよくありますから、そのタイミングで思い切って売れば利益を確保しやすくなります。
 
長期投資なら、売買のタイミングは関係ないという声も聞かれます。確かに入口では、株価の変動が激しいときでなければ、タイミングはさほど気にしなくてもよいでしょう。買うタイミングを何回かに分けて取得価格を平準化することもできますし、その株を買うのをやめて他の銘柄に変えることも、株式投資以外の方法で資産運用をすることもできます。
 
しかし、出口では長期投資でも持っている株を売却しないことには、最終的な目標は達成できないので、売るタイミングは重要です。
 
出口戦略では、とくに余裕を持つことが大切です。売る時期を分散する方法もその一つです。
 
早い時期に目標の株価に達し、「まだ上がるかもしれないから今売ってはもったいない」と躊躇しているうちに、売るタイミングを逃すことがよくあります。持ち株の半分を売るなど、株価が上昇トレンドに入っているときに、一定の利益を確保しておくと心の余裕が持てます。
 
出口戦略で余裕を持てるかどうかは、やはり買うタイミングが影響します。株を買うときには割安かどうかの答えは出ませんが、少なくとも、「今買わないと相場に乗り遅れてしまう」と慌てて高値掴みをしないことが大切です。
 
株を買うときには売る場面も想定して、慎重に買う銘柄とそのタイミングを考え、いざ売るときに冷静な判断ができるように準備しておきたいところです。
 
Text:FINANCIAL FIELD編集部
 

【PR】基礎から学べる投資学習動画が無料公開中!

【PR】投資の達人になる投資講座

投資の達人になる投資講座

おすすめポイント

・生徒数日本一の投資スクールが監修
・2時間の投資学習動画が完全無料
・投資の仕組みとノウハウをスッキリ理解できる
・未経験者でも分かるように図解で解説