更新日: 2019.06.28 株・株式・FX投資

日経平均の下がりにくい価格帯、上がりにくい価格帯

執筆者 : 大堀貴子

日経平均の下がりにくい価格帯、上がりにくい価格帯
2018年は10月2日に日経平均が2万4448.07円まで上がったかと思ったら、12月26日には、1万8948.58円と大きく下がりました。日経平均には、スルスルと上がりやすい価格帯や、下げ渋る価格帯があるのをご存じですか?
 
株式が下がったときに買いたい、上がったら売りたいと考えている方のために、「日経平均価格別売買高」についてご紹介します。
 

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大堀貴子

執筆者:大堀貴子(おおほり たかこ)

CFP(R)認定者 第Ⅰ種証券外務員

2008年南山大学法学部法律学科卒業後、大手証券会社で、営業として勤務。主人のタイ赴任がきまり、退社。3年間の在タイ中、2人をタイで出産、子育てする。本帰国後、日本で3人目を出産。現在、3人の子育てと長女の国立小学校受験に奮闘中。子供への早期教育の多額の出費、住宅ローン、子供の学資資金、また老後資金準備のため、いろいろな制度を使って、資産運用をしています。実際の経験を踏まえた、お金に関する、役立つ情報を発信していきたいと思います。

日経平均とは?

日経平均は、上場企業のうち225銘柄の平均株価で、株式を売買するうえで重要な指標となります。海外要因や為替、企業業績などにより日経平均は変動しますが、採用銘柄の平均であるため、日経平均自体が取引されているわけではありません。
 
もっとも、つみたてNISAの対象商品には、日経平均に合わせた動きをする投資信託が数多く採用されていますし、日本株で運用されている投資信託を購入・売却するうえでも日経平均の分析は重要です。したがって、日経平均がどの価格にあるかによって投資方針は大きく変わってくるのです。
 

日経平均の変動で参考になる「日経平均価格別売買高」

「日経平均価格別売買高」とは、ある一定の期間、日経平均の価格帯でどれだけ売買があったかを示すものです。多ければ売買が多く活況で、少なければ売買が少なく薄商いということになります。
 
どういう意味かといいますと、売買が多い価格帯はそれだけ、その価格帯になったら「買いたい」・「売りたい」という人が多いため取引が成立しやすく、その価格帯で留まりやすくなります。
 
一方、売買が少ない価格帯は、その価格帯で「売りたい」・「買いたい」人が少ないため、その価格帯では留まりにくく下がりやすく上がりやすい価格帯と言えます。
 
つまり、売買高が多い価格帯では下げ渋ったり上がりにくくなり、売買高が少ない価格帯では、すぐに高騰してその価格帯を通り抜けたり、逆にすぐに下がってしまう価格帯であると言えます。
 
■日経平均過去10年間のチャート
 
日経平均価格別売買高を表すチャートでは、左の棒グラフが日経平均の売買高で縦軸が日経平均の価格になります。
 
現在の価格(2018年1月11日終値2万0359.70円)から近い価格でいうと、下げ渋りやすい価格が1万9500円~1万8500円、上がりにくいのが2万1500円~2万2500円です。一方、売買高が少なく上がりやすいのが2万1000円~2万1500円、下がりやすいところが1万8500円~1万7500円です。
 
もし株を持っている場合は、1万8500円まで下がれば、大きく下がりやすいので要注意ですし、2万1000円まで上がれば、上がりやすいので持っていても良いと言えます。購入する場合は、1万8500円まで下がれば購入を少し待ち、2万1000まで上がれば早く買った方が良いでしょう。
 

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日経平均価格別売買高は参考程度で

日経平均は、他の経済的外部要因で価格が変動しますので、日経平均価格別売買高は買うとき、売るときの参考材料の1つとして利用しましょう。
 
執筆者:大堀貴子(おおほり たかこ)
CFP(R)認定者 第Ⅰ種証券外務員
 

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