2019.03.14 資産運用

投資信託は選ぶ基準は数字だけ?

近年、iDeCoやNISAなどの登場で、投資がより身近な環境になりました。また、「長期・積立投資をする場合には、投資信託で世界の経済成長をキャッチアップするのがよい」というような、さまざまな論があります。
 
そのような状況下で、自分がどの投資信託を選べばよいか分からず、スタートできないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 
もちろん投資信託を選ぶうえでは、成果(パフォーマンス)も大事ですが、運用する人の「想い」に着目することも大切なのではないかと思います。本稿は、その点を解説していきます。
 

投資信託とは?

そもそも投資信託とは何なのでしょうか?
 
投資信託は文字通り、「投資」を「信じて」「託す」ものです。
 
具体的に解説すると、顧客は「投資信託」を購入します。多くの顧客が購入した代金を元に「投資信託」が投資先を選定して、株式や債券、その他金融商品をさらに購入するという「運用」を行います。その運用の結果、利益が発生した場合は顧客にリターンが発生し、損失であった場合は元本を割り込んでしまうというものです。
 
つまり、購入する金融商品を選ぶ「運用」という部分を、プロに任せるものが投資信託です。
 

投資をするうえでの心構え

人生においても、仕事においても、「目的」がないとゴール設定ができず、よい結果は得られません。
 
投資も同様で、まずは明確な目的を設定することが大切です。例えば、「65歳からの自分年金」「18年後の子供の教育費」のような長期的なもの、あるいは「優良IPOを見つけて、短期的な値上がり益を得る」「数年以内の成長産業に投資し資産の増大を図る」といった短期的なものなど、さまざまな目的が考えられます。
 
これらの明確な目的がない状態で投資を始めてしまうと、市場の動きに一喜一憂することになります。大きな下落が発生したときに含み損が発生し、それに懲りて投資というステージから降りる…ということにつながると考えられます。
 
それゆえに、投資を始めるときは、まず自分が何のために投資をするのかを明確化しておくことが大切です。
 

投資信託の想いとは?

本題です。投資信託にも運用する人がいます。その人の考えというものが、投資信託の内容に反映されると言えます。
 
では、これはどこを見れば分かるのでしょうか?それは、投資目論見書のファンドの目的・特徴という部分になります。ここを読むことで、その投資信託がどういう目的のもとに作られ、運用されているのかということが一目瞭然で分かります。
 
さまざまな目論見書を読み比べてみると、その内容は差があり、そこから運用担当者の想いも感じ取ることができます。また、その目的・特徴と、それまでの運用実績を並べ、さまざまな投資信託を比較してみることで、その運用担当者の想いがどれほど実現できているかという指標として見ることもできます。
 
自分の投資に求める目的と投資信託の運用担当者の想い、さらに運用実績という複数の視点から比較することで、求めるゴールに近づきやすくなるでしょう。
 

まとめ

投資信託の選択は、数が多く非常に難しいと思うこともあるかと思います。
 
だからといって何となく選んでしまうのではなく、なぜ自分が投資をするのか?何のために投資するのか?をしっかりと考えたうえで、自分の想いと同じ動きをしてくれる投資信託を選択することが将来的なリターンにつながるかもしれません。
 
投資をこれから始める人も、すでに始めている人も、改めてご自分の投資目的を見つめなおしてみてはいかがでしょうか?
 
執筆者:金澤佳也(かなざわ けいや)
トラスト 代表取締役
 
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金澤佳也

執筆者:金澤佳也(かなざわ けいや)

トラスト 代表取締役
2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP、2級DCプランナー
宅地建物取引士、証券外務員1種、2種メンタルヘルスマネジメント検定

防衛大学校卒業後、海上自衛隊で哨戒ヘリコプターの操縦士として勤務。現役時代に様々なお金の勉強をして転職。

FPとして「安心して100年暮らせる」プランをお客様ともに作ります。
社会保障制度を踏まえたうえでiDeCo、NISA、保険の使い方のアドバイスを得意とする。



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