更新日: 2023.05.03 その他資産運用

投資信託の「一括投資」と「積立投資」の違いって何? それぞれの特徴とメリット・デメリット

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

投資信託の「一括投資」と「積立投資」の違いって何? それぞれの特徴とメリット・デメリット
さまざまな投資先に分散投資できる投資信託。投資方法には一括投資と積立投資がありますが、それぞれどのような特徴があるのか、詳しく理解できていない人もいるのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、一括投資と積立投資の違いについて詳しく解説します。それぞれのメリット・デメリットについても紹介するので、資産形成をする際のポイントとして役立ててください。

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一括投資と積立投資の違い

「一括投資」と「積立投資」では、買い方と値動きに大きな違いがあります。
 
一括投資は、一度にまとまった金額で投資信託を購入する方法です。途中で買い増す買い方ではないため、購入した商品の基準価額が値上がりすれば資産総額も上がりますし、値下がりすれば資産総額も下がります。大きな利益を狙える投資方法ですが、その分下落幅も大きくなるため、積立投資と比較するとハイリスク・ハイリターンの投資方法です。
 
積立投資は購入時期を分けて、定期的に一定の金額で投資信託を購入する方法です。一回当たりの購入金額は一括投資よりも少額になるため、基準価額の上下による影響も少なくなります。ただし、期間がたつにつれて資産総額が大きくなるため、徐々に値動きの影響も大きくなることを覚えておきましょう。
 

年齢別の傾向

一般社団法人投資信託協会の「投資に関する 1 万人アンケート調査」(2022年3月29日、20~69歳の男女1万人対象)では、年代別に一括投資と積立投資の割合を調査しています。20代では一括投資のみ行っている割合が20.6%、積立投資のみ行っている割合が58.1%、両方行っている割合が21.3%です。
 
一方、60代では一括投資のみ行っている割合が75.6%、積立投資のみ行っている割合が13.4%、両方行っている割合が11.0%となっています。割合の推移としては、20代から年代が上がっていくごとに一括投資の割合が増えていき、積立投資の割合が減っていくという結果です。
 
若年層ではそもそも投資に回せる資金が少ないことから、少額からできる積立投資の割合が高いのではないかと考えられます。また、積立投資は福利効果を狙った長期投資が軸となるため、将来の資産形成として若年層がより活用している傾向があることも予想できます。
 

一括投資と積立投資のメリット・デメリット

一括投資と積立投資には、それぞれメリット・デメリットがあります。どのようなポイントがあるのか、詳しく見ていきましょう。
 

一括投資のメリット・デメリット

一括投資のメリットは、大きなリターンを短期間で狙えることです。一括投資はまとまった資金で投資するため、相場が大きく変動して基準価額が短期間で値上がりすれば、一気に大きな利益を得られるでしょう。
 
一方、基準価額が大きく下落する可能性も持ち合わせているため、その場合に損失額が大きくなる可能性の高さがデメリットとなります。そのため、一括投資では買付・売却のタイミングが、非常に重要であるといえるでしょう。
 

積立投資のメリット・デメリット

積立投資のメリットは、買付のタイミングに悩まず済むことです。購入時期を分けて、定期的に一定の金額で投資信託を購入していくため、買付の基準価額は徐々に平均化されます。基準価額が高いときに購入することもあれば、下がったときに購入するタイミングもあるため、値動きを常に見続けなくても安心して購入し続けられるでしょう。
 
一方、デメリットは、積立投資は少額ずつ投資信託を購入するため、大きな利益を短期間で狙うのは難しいということが挙げられます。購入口数を徐々に増やしながら福利効果を狙う投資方法となるため、10年・20年と長期保有を見据えられる資金での運用がおすすめです。
 

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まとめ

投資は何を目的とするのかによって、一括投資か積立投資かを選択しましょう。
 
どれくらいの利益を、どれくらいの期間で狙いたいのかをよく考えて、資産形成してください。
 

出典

一般社団法人投資信託協会 投資に関する 1 万人アンケート調査(1)―積立投資の実態と普及促進へのヒント―
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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