【カンタン解説】トイレットペーパーに学ぶ「MMT」(現代貨幣理論)

1929年世界恐慌以来、ともいわれるようになってきたコロナ恐慌。まずはいま、一生懸命努力されている方々に敬意を表します。また、大変な思いをされている方々とともに踏ん張るつもりで、寄稿させいただきました。
 
政府の感染症対策や経済対策を通じて、緊急事態宣言や外出自粛はもちろんのこと、事業融資や所得補償、消費税減税などのテーマが話題になりました。それに伴い、国債発行、MMT(Modern Monetary Theory・現代貨幣理論)というキーワードも同様に注目を集めてきています。
 
MMTには賛否両論ありますが、個人的に実感していることがあります。この概念を理解しておくと、われわれの貨幣観(お金に対する価値観・捉え方)が大きく変わるのではないかと思っています。
 
それによって、お金を賢く貯めることにつながり、積立投資などの資産形成に役立ちます。そして何より、世の中の動きを理解することで、仕事やビジネスが楽しくなってくるのではないかと考えています。
 
そこで時事ネタを通じて、少しずつMMTの世界に触れていくことにしましょう。
 
理論の詳細な部分を研究するということではなく、MMTの概念がわれわれにどう役に立つのか、どう日常生活や貯蓄行動に生かしていけるのかという観点から、MMTという言葉を聞いたことない方々に、その概念を少しずつお伝えできれば幸いです。