最終更新日:2019.04.22 公開日:2019.03.07
審査

ポイントは「信用」カードローンのブラックってどうやって決まるのか

そもそも、カードローンのブラックとはどういう状態?

よく「ブラックリストに入っているからクレジットカードが作れない」などと耳にしますが「ブラックリスト」というものが実際に存在するわけではありません。
 
信用情報機関に金融事故情報が記録されている状態を一般的に「ブラック」と呼ぶのです。
 
金融事故とは簡単に言えば、正常な金融取引ができていないということです。
 
たとえば、長期延滞をしていたり、司法書士や弁護士に依頼して借金を減らしてもらったりすることです。
 
カードローンは無担保ローンなので、審査は「その人が安定して返済することができるか」がメインになります。ブラックに入っているということは、借金を返せなかった実績があるということになります。信用がなければ融資はできないので、審査に通りません。
 

どうしたらブラックになるの?

正常な金融取引をしていれば、ブラックになることはありません。信用情報機関に金融事故(延滞など)が登録されたらブラックになるのです。信用情報機関の役割は、金融会社の貸しすぎ、利用者の借りすぎを防ぎ、多重債務者を産み出すのを防ぐことです。個人の金融取引を会員会社が登録し、審査等で必要なときに照会するのです。
 
信用情報機関は3機関あり、それぞれ加盟会社が異なります。
 
【信用情報機関】
日本信用情報機構(JICC)
【会員会社】
消費者金融が中心
 
【信用情報機関】
シー・アイ・シー(CIC)
【会員会社】
信販会社が中心
 
【信用情報機関】
全国銀行個人情報センター(JBA)
【会員会社】
銀行が中心
 
3つの期間はそれぞれ情報を管理しているのですが、金融事故情報だけは相互に共有しています。この仕組みはクリン(CRIN)と呼ばれます。また金融機関は、実際には1つの信用情報機関に登録しているだけでなく、複数の信用情報機関に登録しているところがほとんどです。
 
金融事故の内容を詳しく見ていくと以下のようになります。
 
1.長期延滞(3カ月以上)
返済期日から61日目までに入金がないと、長期滞納として信用情報機関に登録されます。
カードローンの場合は1カ月に1回の返済なので、最後に借入した日から約3カ月後ということです。
 
2.強制解約
たとえば、クレジットカードの利用代金の長期延滞が続いたり、名義貸し・ショッピング枠の現金化などの不正利用が発覚したりすると、強制解約となり、一括返済を求められます。これが金融事故として登録されるのです。
 
3.代位弁済
代位弁済とは、保証会社が金融機関に変わり債務者の債務を一括して返済することです。保証会社がついている金融商品としては、銀行カードローンが挙げられます。なお、代位弁済が行われても債務者の債務は消えません。返済先が保証会社に代わるだけです。
 
4債務整理
借金や利息を少なくすることです。何種類かの方法があります。いずれも金融事故として登録されます。
 
4-1.任意整理
裁判所を通さずに、司法書士や弁護士が金融機関に対して借金の返済、利息の軽減を求める方法です。
 
4-2.個人再生
借金の金額が住宅ローンを除いて5,000万円以下で、将来に渡って安定した返済が見込まれる場合、借金が1/5まで圧縮されます。条件次第では、持ち家に住みながら返済を続けることができます。
 
4-3返済中の過払い金請求
完済後の過払い金請求や、過払い金請求の結果、借入金を完済できた場合はブラックとはなりませんが、債務が残った場合はブラック扱いとなります。
 
4-4.自己破産
財産をすべて処分し、破産することです。免責になれば、借金を返済する必要がなくなります。
 

1度ブラックになると一生消えない!?

金融事故情報の内容によって、記録される期間は異なります。また、信用情報機関によっても違いがあります。ただし、一生消えないということはありません。
 
また、各会社の社内データベースの登録情報保存期間は開示されておらず分かりません。
 
たとえば10年経っても、一度金融事故を起こした会社には申し込まない方が無難でしょう。
 

信用情報機関に登録される金融取引

信用情報機関に登録される金融取引は以下の通りです。
 
・カードローン
・クレジットカードのキャッシング・ショッピング
・目的ローン(教育ローン、マイカーローンなど)
・奨学金
・携帯電話の割賦払い
 
上記の支払いでどれか一つでも長期延滞を起こしていれば、信用情報機関に登録されて、ブラックとして扱われます。
 
奨学金や携帯電話がブラックに関係すると知っていた方は少ないのではないでしょうか。
 
奨学金はJBA、携帯電話の割賦払いはCICに登録されます。奨学金も携帯電話の支払いも、個人の金融取引には変わりがないのです。
 

あなたは大丈夫?信用情報を確認する方法

お金を借りて延滞した記憶がないのに、どうしてもクレジットカードが作れなかったり、カードローンの利用ができなかったりする場合は、信用情報が間違っている可能性があります。そんな場合は、開示請求を行えば、自分の信用情報を確認できます。信用情報開示制度と呼ばれます。
 
JICCを例に取ると、信用情報の開示で確認できる情報は以下の情報です。
 
・個人を特定する情報(氏名。生年月日・電話番号など)
・金融取引情報(クレジットカード・ローンなど)
・取引から発生する情報(支払遅延、法的手続きの有無など)
 
開示手続きはインターネット、郵送、窓口でおこなうことができます。
 
開示結果を確認して、身に覚えがない場合はJICCに伝えます。JICCは情報登録した会員会社へ調査依頼し、調査結果を回答します。事実と異なるときは訂正を行います。
 
JICCだけでなく、CIC、JBAでも開示手続きを行えば、自身のすべての金融取引情報を知ることができます。
 
なお、個別の会員会社の申込で「どうして審査に落ちたのか」は開示されません。
 
参考:信用情報の開示について |日本信用情報機構(JICC)指定信用情報機関
 

ブラックは家族に影響する?

信用情報はあくまでも本人のものなので、ブラックは家族に影響しません。
 
ただし、消費者金融の元社員によると、社内データベースで同居の家族がブラックと判明した場合は、契約を断るケースがあったそうです。これは「社内ブラック」と呼ばれます。
 
このようなケースもある事から普段の生活から気をつけておく事が大事ですね。
 

まとめ

いかがでしょうか。近年奨学金の延滞が問題になっていますが、奨学金だけなくブラックリストにもかかわることなのです。
 
ブラックになれば、カードローンやクレジットカードの審査がむずかしくなります。広告で「ブラックでもOK!」と広告をたまに見かけますが、それらは闇金の可能性が高いので、絶対に手を出してはいけません。
 
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