更新日: 2020.08.26 キャリア

転職の未経験歓迎は本当なのか?未経験の職種に転職する方法も紹介

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 / 監修 : 今村由香

転職の未経験歓迎は本当なのか?未経験の職種に転職する方法も紹介
転職サイトを使って転職活動をしていると「未経験者歓迎」と書かれていることがあるでしょう。これまで働いていた業界と違う業界への転職を考えている人や異業種へ転職を考えている人は「未経験者歓迎」の文字が気になるのではないでしょうか?そこでこの記事では、「未経験者歓迎」は本当に未経験者を歓迎しているのかをお伝えします。
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今村由香

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転職の未経験可には3つの種類がある

未経験者歓迎

「未経験者歓迎」は業界・業種とも経験したこともない完全な未経験者を歓迎しています。例えば、これまで運送業界で事務職を行っていた人が、医療機器メーカーの営業職に応募することも可能です。

職種未経験者歓迎

「職種未経験者歓迎」という場合もあります。これは、同じ業界に属しているものの職種が違うケースを指しています。例えば、IT業界の分野でシステムエンジニアからWebデザイナーに転職する場合が当てはまります。     

業界未経験者歓迎

「業界未経験者歓迎」は、業界は違うものの職種は同じケースです。例えば、建築メーカーの営業職の応募要項に、「業界未経験者歓迎」とあれば、これまでどんな業界でも営業を行ったことがあれば応募できる対象となります。 

未経験者歓迎を打ち出す企業側の意図

未経験者歓迎を企業側が打ち出す意図は様々です。多くの企業が未経験者歓迎を打ち出している理由は、経験者に絞ると人材が集まらないからです。こうしたケースは未経験歓迎と言っても、実際にはその仕事に通じるスキルや経験が求められることがあります。
 
しかし未経験者歓迎と打ち出している以上、応募する側でネガティブな推測をしてあきらめる必要はありません。未経験者歓迎を打ち出している企業も、ある程度未経験者を採用しようという意志はあります。そのため、これまで働いてきた業界と違う業界に転職したい人や異業種に転職したい人は積極的に応募しましょう。

未経験歓迎の転職の成功例

他業種から営業職へ

営業職は未経験者を歓迎するケースが多い職種です。未経験から営業職に挑戦したい人は積極的に応募してみましょう。
 
職種未経験者が営業職に応募する場合は、体力があることやフットワークが軽いことなどを営業成績向上につながりそうな点をアピールしましょう。例えば、体育系の部活動を行っていた人、スポーツを長い期間やっている人は具体的なエピソードを含め職務経歴書や自己PR書に記しましょう。
 
また、責任感の強さ、負けず嫌いな性格、社交的な性格の場合も、応募企業にアピールできるポイントのため、履歴書や自己PR書に忘れずに書き込みましょう。

他業種から事務職へ

事務職も未経験者を比較的歓迎している職種です。他業種から事務職への転職をする場合は、資格をアピールするのが採用に近づくポイントです。
 
例えば、WordやExcel、ビジネスマナーの資格を持っている場合忘れずに履歴書や自己PR書に書き込みましょう。
 
またグローバル企業や外資系企業の事務職に応募する場合は、TOEICやTOEFLなどの英語の資格などは良いアピールになります。そうした資格を持っている人は、履歴書や自己PR書に書くことを忘れないでください。

まとめ

転職サイトを利用していると出くわす「未経験者歓迎」に関してお伝えしました。
 
未経験者歓迎は、3つの種類があります。「全くの未経験者歓迎」「業界未経験者歓迎」「職種未経験者歓迎」です。未経験者歓迎は、その仕事に通じるスキルや経験が求められることもありますがこちらからあきらめる必要はありません。
 
志望職種・業種に経験がないとしても、これまでの人生の経験の中で培った能力や資格などが役立てられるアピールしていきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 
監修:今村由香
国家資格キャリアコンサルタント/日本NLP協会認定 NLPプロフェッショナルコーチ