介護職への転職、志望動機は何を書けばいい?サンプルも紹介! |ファイナンシャルフィールド

介護職への転職、志望動機は何を書けばいい?サンプルも紹介!

岡澤和良

執筆者: 岡澤和良

国家資格キャリアコンサルタント
国家資格キャリアコンサルタント(登録番号 17012232) JCDA認定CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)(会員番号 CDA148399) ジョブ・カード作成アドバイザー(登録番号 n17-00147) 宅地建物取引士(登録番号 上川第1034号) 二級ファイナンシャルプランニング技能士(登録番号 F20210228896)   ・「履歴書・職務経歴書の書き方教室」を通じて、ミドル・シニアの方々の「売り(強み)」を再発見し言葉にします   ・定年を向える(定年後の)方々の「キャリアの棚卸し」を行い、自身の 「Will(やりたいこと)・Can(出来ること)・Must(期待されていること)」を見える化し充実したセカンドキャリアを応援します。   ホームページ https://okmirai.jimdofree.com/
介護職へ転職を希望する際、重要なのは志望動機です。もともと介護職をしていた人も、違う職種から介護職へ転職した人も、どういった志望動機があるのかは採用側にとって最もチェックすべきポイントといえるでしょう。

今回は、介護職への転職で志望動機を書く際に注意すべきポイントを紹介します。志望動機のサンプルも掲載しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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介護職から転職する場合のポイント

もともと介護職をしていた人が別の介護施設などに転職する場合は、どういった内容の志望動機を伝えたら良いでしょうか。まずは、介護職から介護職へ転職する場合の、志望動機について解説します。



前職での経験をわかりやすく伝える

介護職はやはり、求人側が求めるスキルを理解することと、これまで培ってきた経験がものをいう場合の多い職業です。そのため、前職が介護職だった場合は、具体的にどういった仕事をしていたか、どういうポジションで働いていたかなどを明確に伝えるのがおすすめです。

そして、前職で生かした経験を、転職先でどのように生かせるのかも具体的にはっきりと書くと良いでしょう。転職希望先の募集要項をよく読み、自分のできる仕事とズレのないようにしましょう。



前職のネガティブな話はしない

たとえ、前職での待遇が悪かったり、人間関係が良くなかったりで転職を希望する場合でも、志望理由として書いてはいけません。

なぜなら前職に関するネガティブな話は、求職者側がトラブルメーカーだったり不満の多い人だったりする可能性もぬぐいきれず、採用の判断に不利になってしまう可能性も。100%自分が正しいと思っていても、前職のネガティブな話はしないでおきましょう。

また、前職に関する機密情報なども絶対に話してはいけません。



志望動機=介護職への動機だけにならないようにする

介護職での転職活動をしていると、どうしても志望動機が「なぜ介護職をしたいと思うか」にかたよってしまいます。しかし、それだけでは、なぜ転職希望先に就職したいかが伝わりにくい可能性があります。

なぜ、そこで働きたいと思ったか、職場で働いて何をしてくれるのか、が先方にとって最も知りたい情報です。そのため、志望動機の内容が介護職のみにならないよう、転職希望先に合った動機を伝える必要があります。



資格を持っている場合しっかりアピールする

介護関係の資格を持っている場合は必ずしっかりとアピールしましょう。介護職は、資格がなくてもできる仕事です。

しかし、試験などがないため比較的取りやすいと言われている資格「介護職員初任者研修」でも、合計130時間の研修を受けなければ取得できません。資格取得は簡単ではないのです。

そのため、介護に関する資格を持っていれば、いかに介護職に本気で取り組んでいるかのアピールになります。持っていて当たり前、と思って履歴書に書くだけでなく、資格取得の際に感じたことなども織り交ぜた志望動機を用意するのがおすすめです。



未経験・初めて介護職へ転職する場合のポイント

それでは、介護職未経験だった場合の志望動機は、どういった内容のものが良いでしょうか。こちらで紹介していきます。



なぜ介護職へつきたいと思ったかのきっかけ

介護職未経験からの転職の場合、どうして介護職へつきたいと思ったかは必ずといっていいほど聞かれる質問です。家族の介護経験があるなど、介護職として働きたい理由をじっくり考え、的確に伝えられるようにしておきましょう。誰もが感動する壮大な理由を考える必要はありません。自分の言葉で、素直にはっきり伝えられることが大切です。



仕事への理解力を示す

介護職はある程度体力やコミュニケーションスキルを必要とする仕事なので、未経験者にとってはきついと感じる場合もあります。採用側にとって困るのは、未経験者が介護職をきつい・合わない、と思って就職後すぐに辞めること。「お年寄りと話すのが好き」「人の役に立ちたい」といった介護職へのポジティブなイメージから志望動機を伝えるのはもちろん良いことです。

しかし、介護職の厳しい一面に理解があることも伝えておきましょう。大変な仕事と理解した上で、自身の体力や忍耐力などがアピールできると良いかもしれません。



前職での経験が介護職にどう生かせるか

前職が介護職でない場合、介護職への転職はゼロからのスタートと思われがちです。しかし、前職での経験が全く介護職に関係ないかどうか、一度考え直してみてください。

接客業の場合、相手の気持ちに寄り添う姿勢が学べていたり、事務職の場合、正確さや理解能力を注視していたりと、何か生かせるものが見つかるはずです。前職での経験を介護職にどう生かせるかを伝えられれば、未経験であっても役に立つ人材であることをアピールできるでしょう。

また、これまでのキャリアを振り返り、経験やスキルを整理し、介護職として働きたい動機を明確にしてください。



資格取得への意欲など、どうなりたいかを語る

介護職への転職を希望した場合、転職は決してゴールではありません。介護職に真面目に取り組んで成長していく必要があります。採用側も、真摯に介護職を続ける人材を募集しているはずです。自分が介護職を初めてどうなりたいか、どのように転職先で役に立てるかを伝えると良いでしょう。

求人情報の中には、「資格取得支援」と書かれたものもあります。企業によって条件はさまざまですが、介護職関連資格取得のための費用を出してくれるところもあります。そういった転職希望先では資格取得を目指していることを告げるのもおすすめです。



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まず履歴書で志望動機を整理しておこう

介護職への転職で志望動機を伝える機会は主に、履歴書に書く時と面接で聞かれた時の2つではないでしょうか。面接では、送られてきた履歴書をもとに質問されることがよくあります。そのため、履歴書を書く段階でしっかりと志望動機を整理しておくことをおすすめします。

志望動機をしっかり整理して要約した形で履歴書に書き、面接時には志望動機の根拠となる具体的な経験や出来事などを伝えることができるようにしておくことが良いでしょう。



履歴書におすすめの志望動機サンプル

それでは、履歴書に書く際の志望動機のサンプルをいくつか紹介します。介護職からの転職、他業種からの転職にわけて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。



介護職からの転職の場合

それでは、介護職からの転職の場合に書く志望動機のサンプルを紹介します。

「2年間、介護職員として施設に勤務し、ご入居者さまのケアを行っていました。もともと体力に自信があったためはじめた仕事ですが、他のスタッフとのチームワークや、ご入居者さま方への思いやりが大切であることを実感しました。これからはその経験を生かし、さらに介護士として成長したいと思い、規模の大きなこちらの施設に転職を希望させていただきました。」

どれだけの期間、どういった経験があるのかを説明し、前職で自分がどう成長したかを書いた上で転職先でどうなりたいかが書かれています。

「デイサービスで介護職を5年経験しましした。利用者さまのケアを担当するなかで、ひとりひとりのニーズにこたえ、さらによりよいサービスを提供したいと、介護職員初任者研修の資格を取得しました。今度はその知識と経験を生かし、個別ケアに力を入れている貴所で利用者さまのご希望や気持ちに寄り添える介護士として働きたいと思っております。」

前職の経験から資格取得をつなげ、さらに転職先でどのように役に立っていきたいかが書かれています。



他業種からの転職の場合

次に、他業種から介護職への転職の場合に書く志望動機のサンプルを紹介します。

「私は人と接するのが好きで、前職では接客業を8年経験しました。接客業でお客さまひとりひとりの笑顔が見られるのがうれしく、やりがいを感じてきました。介護職は、さらに誰かの生活に寄り添った仕事と思い、今回希望させていただきました。必ずしも笑顔がかえってくるわけではない、体力のいる仕事だと思いますが、それでも誰かの役に立つ仕事をしたいと思っています。」

前職で自分がどういった経験をしたのか、そしてどうして介護職に転職したいと思ったのかを、介護職が大変な仕事であることをわかった上であることも添えて書かれています。

「私には高齢の祖母がいます。祖母には、週2回訪問介護士さんが来てくれています。訪問介護士さんが来てくれるようになって、祖母と、もともと祖母の介護をしていた母は喜んでいます。訪問介護士さんに来てもらったおかげで、家の雰囲気が明るくなったように感じました。私は現在事務職で働いていますが、私もこうやって利用者さまとその家族を笑顔にする仕事をしたいと思い、今回希望しました。介護職は未経験ですので努力が必要とは思いますが、事務職で培ったチームワークと、利用者さまを笑顔にしたいという気持ちでお役に立てる介護士になりたいと思っています。」

自分の経験から、なぜ介護士になりたいと思ったのかが書かれています。熱意の伝わりやすい志望動機なのではないでしょうか。



介護転職の志望動機は明確にわかりやすく!

今回は、介護職へ転職する際の志望動機のポイントや注意点を紹介してきました。志望動機ははっきりとわかりやすく書かれていたほうが、採用側にとって好印象です。履歴書を書く時点であらかじめ志望動機を明確にしておくことが、転職成功の鍵となるでしょう。



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