2018.02.08 家計

カギは買い物の仕方に有り! お金が貯まらない人の共通点[女性編]

Text : 宮﨑 真紀子

前回の“お金が貯められない人の共通点”は[男性編]として考えました。今回は女性にありがちな、ついつい陥ってしまう傾向についての考察です。女性は男性に比べて買い物の頻度が多く、そのための情報収集にも熱心です。本来は買い物上手なはずなのですが、そこには罠が潜んでいます。

“ついでに買っておこう”は要注意

最近は“家事メン”や“育メン”が増えたといわれていますが、衣食住の買い物は、女性が担っている場合が多いです。家中を見回してみても、そのほとんどを買いそろえたのは奥さまなど女性ではないでしょうか。
 
買い物に関しては、一般的に男女の違いがあります。
 
例えばパンを買う場合を考えます。
(1)近所のコンビニで買う 
(2)コンビニより遠いが安売りをしているスーパーで買う
(3)スーパーの近所にある焼き立てパンの店で買う。
男性ならお目当てのパンがあるなら(3)、通常なら(1)で済ませるのではないでしょうか。女性は3つを比較して毎日の買い物をしています。チラシの比較アプリは「シュフー」と名前がついています。もちろん買う費目が多いので、「比べて買う」行動は、より複雑になります。買い物の頻度が多いということは、動線が長いということです。
 
ここで陥りやすいのは、“ついで買い”です。少し遠いスーパーまで出かけたら「SALE」の文字が目についてしまい、“ついでに買っておこう”となります。買う予定をしていなくても「SALE」と書かれていたら、つい手が伸びてしまいます。家に帰ってみたらすでにストックがあって、結局は賞味期限が切れてしまうという場合もあります。
 

2つ目の注意は“私も試してみよう”

女性は流行に敏感で、チャレンジ精神も旺盛です。情報交換も活発で、特に女子会などではクチコミの力が発揮されます。ファッションや化粧品だけでなく、流行(はやり)モノ全般について話はおよびます。
 
登場したお店やモノは、盛り上がりの勢いと相まってとても魅力的に感じます。そんなによいものなら私もぜひ試してみたい、と思うのは至極当然だと思います。「このブランドの靴は脚がきれいに見えるのよ」とか「エコファーは見た目も可愛いし暖かいので必須アイテムよね」といわれれば、脳内は「買うモード」にスイッチが入っています。
 
本当にほしいと思っていた本命をよそに、流行ものにチャレンジする“お試し消費”を優先してしまうのです。
 
流行を追うことは悪いことではありませんが、手持ちのワードローブとコーディネートできなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。また一方、流行色のセーターを購入しなくても、手持ちの同色のスカーフで代用できたのに、という場合もあります。
 
ついつい買ってしまう“ついで消費”と“お試し消費”の防御策としてお勧めしたいのは、整理~断捨離です。冷蔵庫や食器棚が整理されていて一目瞭然なら、食料品の期限切れは防げます。クローゼットが整理されていると、買い足してよいものか否かがイメージできます。
 
「お片付け名人になったらお金が貯まった」という話はこうしたことの結果なのです。なかなか難しいことですが、家がきれいになりお金が貯まるW効果が期待できます。“ついで消費”も“お試し消費”も、適度に取り入れることは「買物上手」につながります。楽しくお買い物をして、貯金も増やしませんか。
 
Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

宮﨑 真紀子

Text:宮﨑 真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい…。そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

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