最終更新日:2019.05.17 公開日:2018.06.29
家計

自分をコントロールできない人がクレジットカードを持つと、生活が成り立たなくなるリスクが!

クレジットカードはメリットばかりではありません。
 
特にリボ払いは、自分をコントロールできない人が持つと借金が膨れ上がり、病気などをきっかけに収入が激減すると、返済のために借金を重ね多重債務者になり、生活が成り立たなくなるリスクがあります。
 
つい衝動買いしてしまうなど、自分をコントロールできない人は、クレジットカードの利用は慎重に行いましょう。
 

クレジットカードは買い物の心理的ハードルを下げる

クレジットカードでの買い物は、財布にお金がなくても、商品を買える点がメリットですが、半面、カードを使い過ぎてしまうというデメリットがあります。衝動的に不必要なものを買ってしまうという弊害もあります。
 
もし、クレジットカードを持っていなければ、高額なものを買おうとする時、買う瞬間にお金を失うので今度にしようと、買うのを躊躇するかもしれません。
 
例えば、財布に1万円札が入っていたとしましょう。目の前にどうしても買いたい9000円のものがあったとします。あなたは1万円札を出しますか、それともクレジットカードを出しますか。
 
実際、どちらを出すかは別にして、どうしても買いたいものであれば、クレジットカードのほうが出しやすいのではないでしょうか。
 
9000円が出ていくのは同じですが、クレジットカードを使えば9000円を失う時期を先延ばしにしてくれます。
 
ですから、目の前の快楽を重視してクレジットカードを使う傾向にあるのです。現金支払いであれば、高いので今回は買うのをやめようという気持ちになるかもしれません。
 

リボ払いは利用してはいけない

リボ払いを利用すると、さらに買い物の心理的ハードルを下げてしまいます。クレジットカードの支払方法には、翌月一括払い、分割払い、リボ払いがあります。
 
分割払いもリボ払いも、支払いを分割する点では同じですが、分割払いが支払回数を決めるのに対して、リボ払いは毎月の支払額を毎月5000円などと決める点が異なります。
 
リボ払いは毎月の支払が一定額なので、家計が安定するというメリットがあります。
 
しかしリボ払いでは、未返済残高があっても、新たにリボ払いをすることができ、しかも未返済残高が増えても支払額が一定ですので、高額のものを買い続けても、お金を使ったという感覚が麻痺してしまいます。
 
無計画に使い続ければ、未返還残高がいくらあるのか、すべての返済がいつ終わるのかがわからなくなってしまいます。
 
しかも、実質年利は約15%と高く、リボ払いで買い物をし続ければ、雪だるま式に未返済残高が増えていきます。実質金利が約15%、ということを知らずに利用している人もいるのは驚きです。
 

自分をコントロールできない人にはクレジットカードは向かない

欲しいものがあれば現在の快楽を優先し、後先のことを考えずにクレジットカードを使う癖のある人は、クレジットカードを持たないのが一番です。
 
収入が限られている以上、家計管理で重要なことは支出のコントロールです。お金が貯まらないという人は、クレジットカードを多用していないか見直してみてはいかがでしょうか。
 
また、支出のコントロールができるということは、投資をするうえでも大切です。投資で10万円儲けても、無駄な支出が10万円以上あれば無意味です。
 
投資はリスクがありますが、無駄の削減はリスクがありません。
 
毎月予算を立て家計を管理していく習慣を身に付けましょう。
 
Text:新美 昌也(にいみ まさや)
ファイナンシャル・プランナー。

新美昌也

執筆者:新美昌也(にいみ まさや)

ファイナンシャル・プランナー。

ライフプラン・キャッシュフロー分析に基づいた家計相談を得意とする。法人営業をしていた経験から経営者からの相談が多い。教育資金、住宅購入、年金、資産運用、保険、離婚のお金などをテーマとしたセミナーや個別相談も多数実施している。教育資金をテーマにした講演は延べ800校以上の高校で実施。
また、保険や介護のお金に詳しいファイナンシャル・プランナーとしてテレビや新聞、雑誌の取材にも多数協力している。共著に「これで安心!入院・介護のお金」(技術評論社)がある。
http://fp-trc.com/



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