2018.09.14 家計

夫が会社員、妻は専業主婦の家庭。収入を増やすにはどうしたらいいですか?

「お金を貯めたい・増やしたい、どうすればいいですか」
 
実際のFP相談では、「収入」「支出」「資産」「負債」の4つの視点から総合的にお金を貯める、増やすためにどうしたらいいかを考えていきます。

会社員のご家庭がお給料以外で収入を増やす方法を考える

お金を貯める・増やすというと、一般的には、金利の高い金融商品に預け替えたり、株式や投資信託などで資産運用をするといったイメージがあるかもしれません。
 
しかし、「お金を貯める・増やす」ことが目的である以上、(1)収入を増やす(2)支出を減らす(3)資産を増やす(4)負債を減らす、の4つの方法を実行に移せば、必然的にお金は貯まりやすくなります。
 
そういうわけで、前回の記事「手取りの計算式だけで、会社員が収入を増やす方法を考える」では、収入面に着目し、給与明細の中でどこを工夫すれば差引支給額(手取り)を増やすことができるかを取り上げました。
 
今回は、もう少し広い視点で会社員のご家庭がお給料以外で「(1)収入を増やす」を実現するために、どうすればいいかを考えていきます。

パターン1.奥さまが働く

少し想像してみましょう。ご主人が会社員、奥さまが専業主婦のご家庭の場合、ご主人のお給料以外の方法で収入を増やすにはどうすればいいでしょうか。
 
先日、あるご夫婦と面談をしていたら、こんなご意見が出てきました。
 
「私も働く!」
 
言われてみたら当たり前ですが、ご家庭によっては奥さまがお勤めしていないケースもあります。そのため、このようなご家庭では正規・非正規に関わらず、配偶者の就労が家計収入を増やす方法のひとつになります。

パターン2.投資信託を行う

また、このようなご家庭もありました。「投資信託を買っているので、毎月、ある程度の配当収入があります」。
 
これも立派な収入を増やす方法です。投資信託は資産ですが、運用した結果、配当金が収入の増加につながっているため、これ自体「(1)収入を増やす」を実現できています。

パターン3.「副業・兼業」「起業」する

他にも、最近、注目されている「副業・兼業」や「起業」などがあります。 副業・兼業については、会社の就業規則内で認められている場合、別の会社で働いたり、自分でビジネスを立ち上げることで収入が得られます。
 
また、起業に関しては、趣味の範囲でワークショップを開催したり、習い事の教室を開いたりと、いわゆるプチ起業のような収入の得方もあります。
 
それこそ、インターネット・オークションや、家の中で余っているものを売ったり、安く譲ったりといったシェアビジネスも登場していることから、何らかの副収入を得られるチャンスも広がっています。

収入を増やす方法はたくさんある

このように、ひと言で「収入を増やす」といっても、たくさんの方法があります。
 
目的がお金を貯めたい、増やしたいという場合、収入・支出・資産・負債の4つの視点から総合的に考えましょう。その中で収入を選んだのなら、どのようにすればいいかを考えることが正しいアプローチ方法と言えます。
 
目的を持って、それを実現するためにどうすればいいか、その方法を考える。これはマネープランを作成する基本的なアプローチですが、なるほどと思ったら、ぜひ試してみてくださいね。
 
 
Text:重定 賢治(しげさだ けんじ)
ファイナンシャル・プランナー(CFP)

重定 賢治

Text:重定 賢治(しげさだ けんじ)

ファイナンシャル・プランナー(CFP)

明治大学法学部法律学科を卒業後、金融機関にて資産運用業務に従事。
ファイナンシャル・プランナー(FP)の上級資格である「CFP®資格」を取得後、2007年に開業。

子育て世帯や退職準備世帯を中心に「暮らしとお金」の相談業務を行う。
また、全国商工会連合会の「エキスパートバンク」にCFP®資格保持者として登録。
法人向け福利厚生制度「ワーク・ライフ・バランス相談室」を提案し、企業にお勤めの役員・従業員が抱えている「暮らしとお金」についてのお悩み相談も行う。

2017年、独立行政法人日本学生支援機構の「スカラシップ・アドバイザー」に認定され、高等学校やPTA向けに奨学金のセミナー・相談会を通じ、国の事業として教育の格差など社会問題の解決にも取り組む。
https://fpofficekaientai.wixsite.com/fp-office-kaientai

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