更新日: 2019.01.11 ライフプラン

「自由にできるお金があと1万円あったなら」主婦でもスキマ時間にできる副業3選

執筆者 : 藤木俊明

「自由にできるお金があと1万円あったなら」主婦でもスキマ時間にできる副業3選
毎月やりくりに苦しむ主婦のみなさん。「自由にできるお金があと1万円あったなら」と感じることはありませんか?
 
しかし時給1000円で換算すると10時間どこかでアルバイトしなくてはなりません。時間と場所は拘束されてしまいます。
 
家でできること、スキマ時間にできることで、今回は代表的なものを三つあげてみます。
 
藤木俊明

Text:藤木俊明(ふじき としあき)

副業評論家

明治大学リバティアカデミー講師
ビジネスコンテンツ制作の有限会社ガーデンシティ・プランニングを28年間経営。その実績から明治大学リバティアカデミーでライティングの講師をつとめています。7年前から「ローリスク独立」の執筆活動をはじめ、副業・起業関連の記事を夕刊フジ、東洋経済などに寄稿しています。副業解禁時代を迎え、「収入の多角化」こそほんとうの働き方改革だと考えています。

モニターをマメに探してマメに稼いでいく方法

「行政モニター」を募集している地域に住んでいた場合、そのモニターに応募してみるといいかもしれません。自分の意見を述べるだけで、とくにむずかしい技能や、労力はかかりません。しかも安心な仕事ですが、謝礼はなかったり安かったりで、たとえば(平成30年の募集は終了しましたが)厚生労働省の行政モニターは年3回アンケートに答える仕事で1回当たり1000円です。
 
それに比べて「放送局の社外モニター」はもう少し割がいいように感じます。たとえば、東海テレビの社外モニター募集では、指定する番組を見て、その感想を送ることが求められ、1ヶ月1万2000円で半年間続くようです。説明会や懇親会の参加も求められますが、その交通費は出るようです。
 
そういうモニターに慣れてきたら、調査会社がグループインタビューなどの出席者(モニター)を募集していますので、探してみましょう。これには商品やサービスについて主婦の意見を聞きたいというものがあり、1回当たり8000円~1万円程度の謝礼がもらえます。
 
もちろん、希望したら全部登録できるというものではありません。これらの募集をマメにチェックして、マメに応募する努力は必要です。
 

撮った写真に小さく稼いでもらう方法

いま、自分で撮った写真をアップロードしておき、ダウンロードされると(購入されたり使用されたり)お金が振り込まれるサービスがあります。
 
このサービスには、プロレベルの写真を求めるものもあれば、スマホで撮ったレベルの写真で構わないというものがあります。後者は主婦が趣味で撮った写真でも十分いけますが、報酬はとても安くなります。どちらもたくさんサービス会社があります。
 
写真の質もありますが、「使いたい人はどんな写真が欲しいのかな」と想像するのが大事で、たとえば「引越ししたばかりの段ボールを積んだ部屋」の写真だって、広告に使いたいと言う人がいるかもしれません。そういう想像力と、検索されやすいハッシュタグのつけかたがポイントでしょう。
 
それでも、そんなに稼げるものではなく、月に数千円になればいい方だと思います。これだけで月に1万円というのはカンタンではありません。でも、チリも積もればで……。
 

シェアして小さく稼いでいく方法

シェアエコって聞いたことがありますか? つまり、「使わないものを使いたい人に貸す」。これはむずかしく言うと、遊休資産(家や駐車場、空きスペース)を持っている人向けの副業です。
 
たとえば「使わない駐車場」を時間単位、日にち単位で貸し出す副業サービスがあります。登録して、たとえば昼間駐車場を使わないなら、平日は毎日9~17時だけ借りたい人に貸し出すというものです。
 
代表的なものが「Akippa(アキッパ)」という、シェアリング駐車場のサービスです。駐車場の写真を撮って登録するだけで、あとは毎月Akippaが利用料を振り込んでくれます。おおむね5000円~1万5000円程度になる人が多いようで、とくに何もしなくてもいいのです。ただし、自由にできる駐車場という資産を持っていることが条件です。
 
同じように、自由にできる空き家、空きスペースを持っている人は、民泊などで貸し出すことができますが、民泊は法律でいろいろ制限が出てきましたので、空きスペースを貸し出す「スペースマーケット」のようなサービスを利用し、収益を考えたらいいかもしれません。しかし、こちらは、掃除や片付けなど手がかかると聞きます。シェアリング駐車場よりは手がかかるかもしれません。
 
この三つが主婦がスキマ時間にできそうで、取り組みやすそうな副業です。検討してみてください。
 
Text:藤木 俊明(ふじき としあき)
副業評論家