更新日: 2019.06.13 家計の見直し

【大型連休でお金使いすぎた~~】挽回する為のお金管理術

執筆者 : 下中英恵

【大型連休でお金使いすぎた~~】挽回する為のお金管理術
4月、5月の大型連休に、旅行や外食などに出かけた方も多いのではないでしょうか。予想以上にお金を使ってしまい、今月ちょっとピンチだな、と焦っている方もいるかもしれません。お盆やお正月など、次のお休みも楽しみたいけれど、家計のことも心配になりますよね。
 
今回は、長期休暇において、上手にお金を管理しながら、賢く楽しむ方法をご紹介します。
 
下中英恵

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

レジャーの年間予算を立てる

まずは、これからの長期のお休みで、思いがけずお金を使い過ぎてしまわないように、レジャー費用の予算を立ててみましょう。できれば、年初に、年間のレジャー予算を見積もっておくことが理想的ですが、もちろん年の途中からでも予算を立てることはできますよ。
 
例えば、毎月手取りの金額が40万円あると仮定します。毎月の貯金額は、手取りの20%くらいを目標とするのが良いと言われているので、月に8万円ずつ貯金することを目指しましょう。ボーナスなどを除いて考えた場合、年間で96万円(8万円×12ヶ月)のお金を貯めることが可能ですね。
 
毎年100万円ほど貯金をする場合、この貯金を切り崩して、レジャー費に年間50万円以上かけていたら、お金の使いすぎです。モデルケースとして、例えば、年間20万円をレジャー費用として見積もってみてはいかがでしょうか。20万円あれば、季節や場所にもよりますが、海外旅行に行くことも可能ですね。
 
2年や3年分などレジャー費をまとめて使えば、ヨーロッパやアメリカなど、さらに豪華な海外旅行に行けるかもしれません。また、年間20万円あれば、近場の温泉宿への旅行は、複数回出かけることもできるでしょう。
 
予算が決まっていると、身の丈にあった旅行計画を立てることが可能です。無駄遣いを減らすことができるので、いくらまでならレジャーにお金を使っても良いか、計算してみましょう。
 

メリハリをつけてお金を使おう

また、レジャー費を上手に節約するポイントとして、お金の使い方にメリハリをつけるという方法があります。例えば、旅行において、飛行機や新幹線などの交通費が多くかかる場合、ホテルは少しランクを下げたものにしたり、旅行先での朝食は、ホテルバイキングではなく、コンビニで済ますなどの工夫をしてみましょう。
 
旅行中は、いつもと違う環境に興奮してしまい、財布の紐が緩くなりがちです。先ほど立てたレジャー費用の見積もりをしっかりと頭に入れておきながら、予算以上にお金を使ってしまわないように注意しましょう。
 

お金をかけずに楽しめるスポットとは?

そして、すでに今年はレジャー費を使い過ぎてしまったという方は、これからの休暇に向けて、低予算で楽しめるお出かけスポットを探してみてはいかがでしょうか。お金をかけずに楽しめる場所として、私がオススメするのは、国営や地域が管理している大きな公園です。場所によっては、プールやテニスコート、バーベキュー広場などがあり、低予算で1日中楽しむことができるでしょう。
 
今まで行ったことがない、少し遠い公園などに足を運ぶと、いつもの休日に変化が生まれて、さらにイベント感を味わうことができるかもしれません。お子さんやペットがいる方は、低予算でも家族みんながワクワク過ごすことができるスポットを探してみてはいかがでしょうか。
 
毎日一生懸命働いている分、長期のお休みはリフレッシュしたいと考えている方は多いはず。お金の心配をせずに、羽を伸ばして休暇を楽しむために、ぜひ今回ご紹介した方法を実践してみてくださいね。
 
執筆者:下中英恵(したなかはなえ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者