更新日: 2020.02.21 働き方

副業している女性の平均収入ってどれくらい?収入アップ以外に副業してよかったこととは

副業している女性の平均収入ってどれくらい?収入アップ以外に副業してよかったこととは
最近では副業を解禁する企業が増え、会社員の間で副業が話題になることもしばしばあります。もちろん女性会社員の中にも、今の給料があと少しでも増えればと、副業を考える人もいるかと思います。
 
株式会社シューマツワーカー(本社:東京都渋谷区)は、関東に住む正社員の女性200人に対して、副業に関する意識調査を行いました(※)。どれくらいの人が実際に副業をしているのか、そして、どのくらい稼いでいるのか、気になりますよね。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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現在副業をしている人は18%。43%が副業に興味あり

現在、副業をしているか尋ねると、「副業をしている」と回答した人は18%でした。「以前副業をしており今はしていないが、また副業をしたいと思っている」(11%)、「以前副業をしたことはあるが今はしていない」(10%)を合わせると、副業経験者は39%にのぼりました。
 
また、「副業をしたことはないが興味がある」も43%で、8割以上が経験者もしくは興味があることがわかりました。
 
今まで経験したことのある副業を聞いたところ、「事務」(28%)、「接客」(24%)が最も多いのですが、「クリエイター」(12%)、「エンジニア」(9%)、「マーケティング」(9%)、「講師」(8%)、「デザイナー」(7%)といった、場所や時間を選ばないIT系、クリエイティブ系の副業をしている人も多いことがわかりました。
 
今はパソコンやスマホさえあれば、リモートでどこでも仕事ができるので、そのような副業が多いのだと思われます。

副業してよかったことは、収入アップのほかストレス解消も

副業をしている理由の1位は、「お金が欲しいから」(80%)が圧倒的に多く、2位「時間が余っているから」(20%)、3位「副業が流行っているから」(14%)、「自分の力を試したいから」(14%)、5位「独立したいから」(11%)と続きました。
 
働き方改革で本業の自由度が増して時間に余裕ができたり、副業を解禁した企業が多く、自分の周りで副業をする人が増えたことも大きいと思われます。
 
副業をはじめてよかったことを聞いたところ、「収入が上がった」(48%)がトップで、ほかに「新しいスキルが身についた」(17%)、「ストレス解消になった」(15%)、「人脈が広がった」(13%)といった回答が挙がりました。
 
収入が増えるのはもちろん、ストレス解消にもつながるようです。本業とは異なる新しいスキルが身につき、自分の可能性に気づいたり、人脈が広がり、新しい世界が広がることに喜びを感じるのでしょう。一方で「よかったと思うことはない」という人も24%いました。
 
一方、副業をして大変だったことをこと聞いたところ、「自由な時間が少なくなった」(40%)や「体力的につらかった」(37%)、「スケジュール管理が大変だった」(23%)、「睡眠時間が減った」(21%)などが挙げられていています。
 
本業と副業を両立させるので、時間が削られるのは致し方ないですね。体調を崩さないよう気を配る必要もあります。

平均収入は半数以上が月5万未満。中には月20~30万円稼ぐ人も

副業での1ヶ月の平均収入を聞いたところ、「5万円未満」と答えた人が53%で、全体の半数以上でした。次いで「5万円~10万円未満」(24%)と、10万円未満が8割弱となりました。
 
たとえ1万円でも本業とは別で収入があるのはうれしいものですが、5万円以上だと生活にゆとりが出ます。1ヶ月の食事代くらいは賄えそうですね。次に多いのが「20万~30万円未満」(5%)ですが、ここまで稼げるのは大したものです。
 
以上の結果から、副業に興味を持っている人が増えていること、副業している人の中には結構な金額を稼いでいる人がいることがわかりました。
 
人口が減少傾向にあり労働力が不足しているほか、老後資金も不安な今日この頃。今後は副業をする働き方が普通になってくるかもしれませんね。
 
【出典】
※株式会社シューマツワーカー「女性の副業に関する意識調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部