更新日: 2020.03.19 その他家計

「あと1万円あったらいいな」自由に使えるお金を作り出す方法って?

執筆者 : 杉浦詔子

「あと1万円あったらいいな」自由に使えるお金を作り出す方法って?
「あと1万円あったらいいな」と、お財布やスマートフォンアプリの残高を確認したときに思うことがありませんか。
 
1ヶ月に1万円、自由に使えるお金を作ることで、ゆとりが生まれ、生活が豊かになります。では、自由に使えるお金を月に1万円分、作る方法を考えましょう。
 

杉浦詔子

執筆者:杉浦詔子(すぎうらのりこ)

ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント

「働く人たちを応援するファイナンシャルプランナー/カウンセラー」として、働くことを考えている方からリタイアされた方を含めた働く人たちとその家族のためのファイナンシャルプランニングやカウンセリングを行っております。
 
2005年にCFP(R)資格を取得し、家計相談やセミナーなどのFP活動を開始しました。2012年に「みはまライフプランニング」を設立、2013年よりファイナンシャルカウンセラーとして活動しています。
 

月に1万円の使い道

月に1万円の余裕資金があったらあなたは何に使うでしょうか?
 
「焼肉や寿司など外食」「テーマパークで1日遊ぶ」「毎週1本の映画を見る」「美容院やエステで自分に磨きをかける」「好きなもののコレクション」など、使い道は人それぞれ異なると思います。大抵の場合は、休日に体験してみたいことや、欲しいものなどにお金を使うのではないでしょうか。
 
誰にもお伺いを立てず、自分の自由に何に使ってもいい余裕資金があることで、毎月の生活に豊かさを感じることができます。

余裕資金を作る3つの方法

余裕資金とは、収入から支出と貯蓄額を引いた残りの額です。
 
余裕資金=収入-貯蓄-支出
 
どんなものにでも自由に使ってよい「余裕資金」は、生活や人生にゆとりをもたらすお金です。「余裕資金を作るため」と貯蓄を取り崩してしまうのは、将来の不安につながるため、望ましくありません。1万円の余裕資金を作り出すには、収入を増やすか、支出を減らすことになります。
 
1つ目の収入を増やすとは、外から入ってくるお金を増やすこと。本業や副業など働いて収入を増やすことに加え、自分の持ち物をフリマアプリで使って売却するのも、収入を増やすことに該当します。時給1000円で働くと仮定すると、月に10時間働くと1万円の収入増になります。
 
2つ目の支出を減らす方法とは、節約することです。不要なものを買っていないか、食品や日用品などを必要以上に買いだめしていないか、通信料や保険料など支払い過ぎていないかなど、生活を見直してみましょう。節約を実現できます。
 
具体的には、毎日の買い物を約330円減らすと1ヶ月で1万円の支出が減らせます。ペットボトル飲料を2本買うと約330円です。このように、節約は毎日の積み重ねが基本です。
 
3つ目は、収入増と支出減をバランスよく行う方法です。収入を1万円増やすことも支出を1万円減らすことも難しい場合、両者を組み合わせて余裕資金を作ることを目指します。例えば、収入を3000円増、支出を7000円減とすることで、トータルで1万円の余裕資金が生まれます。
 
具体的には、不要となった衣料品や本などを売却して収入を得て、必要な日用品や食品、衣料品などはセールや割引で購入するという組み合わせを考えます。

自由に使える喜びを味わう

貯蓄も収入増も支出減も大切なことですが、お金は使うために貯めるものです。お金を貯めることだけに夢中になるよりも、少額であっても自分で自分のために毎月自由に使う喜びを味わうことは、心を豊かにします。
 
余裕資金の範囲内で、好きなことに使うなら、問題ありません。心を満足させるための支出と割り切って使ってしまいましょう。
 
執筆者:杉浦詔子
ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント


 

ライターさん募集