更新日: 2020.09.02 その他家計

へそくりをしている主婦は4割。意外と貯めている人が多い?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

へそくりをしている主婦は4割。意外と貯めている人が多い?
専業主婦には、夫の収入をやりくりして家計を管理している人が多いのではないでしょうか。しかし、最近では働く主婦が増加し、お財布は別、という家庭も多いようです。イマドキの主婦たちはお金をどう管理しているのでしょうか。
 
株式会社タンタカ(本社:東京都江東区)は、主婦の方500名に月々の世帯収入、現在の貯金額、自由に使えるお金は月々いくらか、などお金事情に関するアンケートを実施しました(※)。それでは結果を見ていきましょう。
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働く主婦の収入は月々30万円未満がほぼ100%。世帯収入は「20〜30万円」が最多

「専業主婦ですか? 働いている主婦の方は月々の収入はいくらありますか?」と尋ねたところ、最も多い回答は「0円(専業主婦)」が 37.4%でした。
 
収入がある人については、月収が「1円~3万円未満」(14.0%)、「3万円~5万円未満」(6.8%)、「5万円~10万円未満」(16.0%)、「10万円~15万円未満」(9.4%)、「15万円~20万円未満」(8.2%)、「20万円~30万円未満」(7.6%)と、30万円未満で62%を占めました。
 
0円を含めると97.4%となり、30万円以上月収がある主婦はわずか0.6%という結果になりました。この調査では、30万円という数字が働く主婦の上限月収であるようです。
 
月々の世帯収入を聞いたところ、「20万円〜30万円」が32.6%と最も多い結果となりました。次いで「30万円〜40万円」(27.4%)、「40万円〜50万円」(14.8%)と、「20万円〜50万円」の間で74.8%となりました。「20万円以下」が8.2%、「50万円以上」は17%で、そのうち「100万円以上」という人は4.8%でした。

貯金額は「100万円〜200万円」が最多だが、次点は「1000万円以上」と両極端

現在の世帯におけるトータルの貯金額を尋ねると、「100万円〜200万円」が18.6%と最も多い結果となりました。年代などにもよりますが、若干心もとない貯金額です。
 
一方で、次に多いのが「1000万円以上」が13%でした。しっかり貯金している人も一定数いるようです。
 
ただし、ボリュームゾーンは「50万円〜400万円」で50%を占めています。貯金高が上がるほど割合は低くなりますが、1000万円以上で貯金額がぐっと増えるのが興味深いですね。1割程度の人はお金を持っているということでしょうか。
 
主婦本人が自由に使えるお金は月々いくらくらいかと聞いたところ、83.2%が「5万円未満」と回答しました。主婦が自由に使えるお金としては妥当なところではないでしょうか。もしかすると、夫のお小遣いよりも多いかもしれませんね。

へそくりがある主婦は4割。へそくり額で最も多いのは50万円以上!

夫婦でお財布は別々か尋ねると、ほぼ半々ですが「いいえ」が50.8%と若干多い結果となりました。専業主婦が主流の時代は、家計を管理するのは主婦という世帯が多かったですが、働く女性の多い今、財布は別という家庭も半数ほどあるようです。
 
家族に内緒の「へそくり」はあるかと聞いたところ、「ない」という人は61.6%でした。逆に4割はへそくりをしていることになります。へそくりがある人に金額を聞くと、「50万円以上」という人が最も多く、全体の14.6%を占めました。
 
次に多いのは「5万円未満」(13.6%)で、基本的にはへそくり金額が少ない人のほうが多いですが、貯金についても、へそくりに関しても、「持っている人は持っている」ということになりますね。
 
最後に、お金が原因で離婚を考えたことはあるかを聞いてみたところ、「考えたことがある」という主婦は15.4%となりました。多くはありませんが1割以上いるようですね。やはりお金の使い方や考え方が違うのは、一緒に生活するうえで大きな問題ですね。万一のために、コツコツへそくりを貯めている人もいるのかもしれませんね。
 
[出典]※株式会社タンタカ「主婦500人のお金事情を調査」(株式会社 PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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