更新日: 2021.07.12 家計

働く主婦は年収いくらに収めたい? 時給に対する不満は?

働く主婦は年収いくらに収めたい? 時給に対する不満は?
夫の扶養に入りながら働く主婦の場合、なるべく税金の負担を抑えたいと思う人も多いでしょう。
 
「しゅふJOB総研」(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区)は、「扶養枠と時給」をテーマに、働く主婦・主夫層にアンケート調査を行い、有効回答数655件を集めました(※1)。それでは結果を見ていきましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジュを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

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夫の配偶者控除が得られ、自分も所得税を支払わなくてよい「年収103万円」までに収入をとどめたい人が多い

2021年の収入上限に関する希望を聞いたところ、「年収103万円」が31.0%、「年収130万円や月収8万8000円」が17.4%、「年収150万円」が5.5%、「収入制限は気にしない」が40.8%となりました。
 
年収の上限を気にする人では、「年収103万円の壁」を目安にする人が最も多いようです。パート収入年間103万円は、自分が所得税を支払わなくてすみ、夫も配偶者控除が受けられるギリギリのラインです。
 
少しだけ家庭の足しになる程度に働きたい場合など、税金を払わなくてよいうえに、配偶者控除を受けられるこの金額に収入をとどめたいと考える人もいるようです(※2)。
 
「年収130万円」以上になると、夫の社会保険上の扶養に入れなくなり、自分で社会保険、厚生年金と健康保険に加入しなければならなくなります。「月収8万8000円」以上でも同様です(※3)。
 
また、扶養家族の妻のパートやアルバイト年収が「年収150万円」以下であれば、夫の所得に最大38万円の所得控除が加算される配偶者控除・配偶者特別控除を受けられます。ただし、控除を受けるには夫の所得制限があります(※4)。
 
以上のように、配偶者控除や社会保険で、税金を払ったり、保険や年金の掛け金を払わなくてよい金額を意識して、その範囲内で働きたいというニーズが高いことが分かりました。
 

年収103万円の範囲内で働いている人は時給の不公平感は低い

「年収103万円」「年収130万円や月収8万8000円」「年収150万円」の範囲内で働いている人に、時給への不公平感があるか尋ねました。
 
「年収103万円」の人では25.8%が時給に不公平感を感じたことがある、42.9%がないと回答。配偶者控除も受けられ、所得税も払わなくてよいため、時給換算すると得だと感じる人が多いようです。「収入制限は気にしない」人では不公平感がある人が43.8%、ない人が33.8%と逆転しています。
 
時給換算でいくらくらいの仕事であれば、扶養枠を外して働くか聞きました。
 
時給1500円以上で扶養枠を外して働く人が24.6%と最も多い結果となりました。「2000円以上でも扶養枠内に収めて働く」という人が11%で、残りの89%は時給がそれ以下でも扶養枠を外して働くことを選択するようです。
 
「1000円未満でも扶養枠を外して働く」(5.3%)について、フリーコメントを見ると、「働くことが好きだから」「やりたい仕事内容であれば」「収入がないと将来が不安」というように、扶養枠を外してでも働きたいというコメントが多く見られました。
 
配偶者控除がなくても、たくさん稼げることができれば問題ないでしょう。ただ、子どもも小さく、働く時間がとれない場合は、配偶者控除の範囲内で働くのが得策かもしれませんね。
 
[出典]
※1:ビースタイルグループ「最低賃金の理想はいくらなのか? 働く主婦・主夫層に聞く、扶養を外す時給ライン『2000円以上』なら約9割」(株式会社 PR TIMES)
※2:国税庁「No.1800 パート収入はいくらまで所得税がかからないか」
※3:厚生労働省「社会保険適用拡大特設サイト」
※4:財務省「平成29年度税制改正 Chapter1:個人所得課税・資産課税」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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