更新日: 2023.01.23 働き方

IT業界に転職したい! 職種や資格はどんなものがある? 未経験でも大丈夫?

IT業界に転職したい! 職種や資格はどんなものがある? 未経験でも大丈夫?
ネットショッピングやゲーム、動画作成など近年注目が集まっているIT業界。転職したいと思っても、未経験や資格がない人は難しいのでしょうか。
 
本記事ではIT業界の年収はいくらくらいなのか、人気職種や取得しておくとよい資格について紹介します。IT業界への転職を検討している人や、資格の取得を検討している人はぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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IT業界の人気職種と年収

IT業界とは情報技術(Information Technology)を活用したサービスを提供する企業が集まった業界のことをいいます。主に、次に挙げる5つの業種に分かれます。
 

・インターネット
・通信インフラ
・ソフトウエア
・ハードウエア
・情報処理サービス

 
厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査の概況」によると、情報通信業で働く人の年収は年齢計で373万5000円、もっとも高い年代は55~59歳で502万6000円であることが分かりました。本項では、IT業界の人気職種3つについて紹介します。

 

Webマーケティング

Webマーケティングの仕事は主に、Web媒体を中心としたマーケティングを行います。Webマーケティングは、主に次に挙げる3つのポイントがあります。
 

・集客(Web広告など)
・接客
・再訪促進

 
WebマーケティングによりユーザーがWebサイトに訪れた経緯や、商品購入に至るまでどのようなアクションを行ったのかを追跡できるようになります。Webマーケティングの手法以外にも、業界全体の動向をチェックするなど仕事内容は多岐にわたります。

 

Web開発

Web開発ではWebシステムやサービス、ソフトウエアの開発、Webアプリケーションのプログラミングなどを行います。
 
Web開発を行うためにも、プログラミングスキルやデータベースに関するスキルなど、多くの知識が必要です。企業によってはほかの業務との兼任で置かれることもあり、社内外でのコミュニケーションが必要とされることもあるでしょう。

 

ITコンサルティング

ITコンサルティングはITを活用して企業の経営観点から課題を見つけ出し、業務改善や業務効率化を図ります。クライアント企業がどのような問題を抱えているのか、課題を正確につかむ理解力や、企画を最適に立てられる論理的思考力が求められるでしょう。
 
高いITスキルが求められる職業のため、未経験からいきなり活躍するのは難しいといえます。したがって、プログラマーやシステムエンジニアから転向するケースが多いようです。

 

IT業界に必要な資格

IT業界に転職する際に、取得しておくと有利なスキルや資格は多くあります。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)では、12種類の情報処理技術者試験と情報処理安全確保支援士試験の合計13種類の国家資格試験が実施され、各試験に4段階の難易度レベルがあります。以下で、人気があるとされる3つの資格について紹介します。
 

・ITパスポート
・基本情報技術者
・応用情報技術者

 
資格を取得すれば履歴書に書けるため、転職活動の際にアピールできます。知識があることを証明できるので、気になる資格があれば積極的に勉強して取得を目指しましょう。

 

ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識があることを証明する資格です。比較的新しい国家資格であり、近年は多くの人に注目されています。難易度が4段階のなかで一番低いレベル1のため取得しやすい点が特徴的です。

 

基本情報技術者

基本情報技術者は、システムエンジニアやプログラマーなどのIT職に従事する人向けの試験であり、ITに関する基礎知識以外にも情報処理に必要な論理的な考え方も問われます。難易度は、ITパスポートより高いレベル2です。

 

応用情報技術者

応用情報技術者とは「応用」と付いているだけあり、基本情報技術者試験の上位に位置付けられています。技術的な知識のみならず、経営戦略やマネジメントスキルも問われます。レベル3に該当する資格ですが、取得すればIT業界での幅広い活躍が期待できるでしょう。

 

IT業界にはさまざまな職種・資格がある

IT業界にはWebマーケティングやエンジニア、デザイナーなどのWeb開発などさまざまな職種があります。また、ITパスポートや基本情報技術者などの国家資格を含めて、IT業界に生かせる資格も多くあるため、自身で情報を集めることが大切です。IT業界への転職を希望する人は、職種に合わせた資格を取得しましょう。

 

出典

厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査の概況
独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部