更新日: 2023.01.26 その他家計

冬は「車のエアコン」が燃費に影響しないって本当? 節約方法も確認

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

冬は「車のエアコン」が燃費に影響しないって本当? 節約方法も確認
寒い冬、部屋の中だけでなく車に乗るときも暖かく過ごしたいですよね。しかし、車のエアコンで暖房をつけると燃費が悪くなってしまうのではないかと心配している人もいるでしょう。
 
本記事ではそのような人に向けて、冬に車のエアコンで暖房をつけると燃費が悪くなるのかどうかをはじめ、なるべく暖房をつけないで過ごす方法などについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

冬に車のエアコンで暖房をつけると燃費が悪くなるのか

冬に車のエアコンで暖房をつけると燃費が悪くなってしまうと思い、なるべくつけないようにしようと心がけている人もいるかもしれません。
 
しかし、車の暖房から出る温かい風は、熱エネルギーを使って生み出されたものではなく、エンジンの稼働による熱で温かくなった冷却水の熱を利用して生み出されたものです。車では、エンジンを稼働するときに出た熱を冷ますために冷却水が使用されます。暖房として出る温かい風は、その冷却水に風をあてることでできる仕組みです。
 
このようにエンジンの熱を利用することで暖房として機能するため、冬に車のエアコンで暖房をつけることの懸念点でもあった燃費への影響はないといえるでしょう。
 
冷房を使用する場合は、冷たい風を出すためにコンプレッサーを稼働させる必要があるため、 A/CスイッチをONにしなくてはいけません。しかし、暖房を使用する場合はコンプレッサーの稼働は不要でエンジンが稼働していればよいため、A/CスイッチをONに切り替えることは不要です。
 
ただし、暖房をつける場合もA/CスイッチをONにすれば除湿機能が使えるため、窓ガラスの結露を防ぎたい場合などはONにするとよいでしょう。なお、A/Cスイッチを入れると燃費が悪くなるため、燃費の影響を考慮する場合は、必要なときのみスイッチをONにするように心がけることが大切です。
 

電気自動車に乗っている人が注意すべきポイントとは

暖房をつけても燃費に影響はないと前述しましたが、電気自動車の場合は暖房が出る仕組みがガソリン車やディーゼル車と異なるので注意が必要です。電気自動車にはヒートポンプ式の暖房装置がついていて、その装置を利用して温風を出します。そのため、電気自動車で暖房をつけると蓄電池の消耗が早まる可能性があることに留意しなくてはいけません。
 
また、ガソリンと電気の2つの動力源を持つハイブリッド車も暖房を使うときにはエンジンを回す必要があり、燃費の悪さが気になる可能性が高いでしょう。
 
エアコンの使用をなるべく減らすためには、しっかり厚着をする必要があります。寒さ対策をした服装を心がけることで、暖房をつけなくても暖かく過ごせるでしょう。また、カイロやブランケットを使用したり、温かい飲み物で体内から温まったりすることが重要です。
 

ガソリン車やディーゼル車は燃費を気にせず暖房をつけよう

ガソリン車やディーゼル車はエアコンから温風が出る仕組みが冷房と異なるため、暖房をつけても燃費は悪くなりません。そのため、あえて節約はせずに暖房をつけても問題はないでしょう。
 
一方、電気自動車の場合は暖房をつけることで蓄電池の消耗が早まる可能性があるため、注意が必要です。節約するためには本記事で紹介したような対策をおこなうとよいでしょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ライターさん募集