更新日: 2023.05.11 その他家計

5月の「シャワー温度」で「41度」は高すぎる? 季節による適温と「ガス代」について解説

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

5月の「シャワー温度」で「41度」は高すぎる? 季節による適温と「ガス代」について解説
冬の間に設定していたシャワーの温度を、5月になってもそのままでいいのだろうかと疑問に感じる人もいるでしょう。疑問を解消するには、季節ごとに適切なシャワーの温度を知っておくことが必要です。
 
そこで今回は、季節によるシャワーの適温を紹介していきます。また、シャワーの温度がガス代にどう影響するのかも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
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5月のシャワーで41度は高い? 季節によるシャワーの適温を紹介!

結論からいうと、41度は5月に浴びるシャワーとしては高いといえます。というのも、春から夏にかけてのシャワーは、37~39度の少しぬるく感じるくらいが適温とされているからです。シャワーの温度が熱すぎると、必要以上に肌の皮脂を落としてしまいます。また、熱く感じるシャワーは、肌荒れになるリスクを高めます。
 
反対に、暑いからといってシャワーに冷水を使うこともおすすめできません。なぜなら、急に冷水を浴びると心臓に負担がかかったり、血行を悪化させたりして健康を損なうおそれがあるのです。
 
また、冷水は体の汚れが落ちにくいため、嫌なニオイやベタつきの原因ともなります。以上の理由から、春から夏にかけてのシャワーは37~39度が適温であり、5月に41度のシャワーは高いといえるのです。
 
一方、秋から冬にかけては、ちょっと熱めの40~42度がシャワーの適温です。寒いときは、体が冷えて血行が悪くなっていることが多くあります。そのため、ちょっと熱めのシャワーを浴びることで、体が温まり血行促進が期待できるのです。
 
ただし、浴び始めは37度くらいに設定しておきましょう。そして、全身にお湯がかかったら、徐々にシャワーの温度を上げていきます。これは、急激な温度変化による体への負担を避けるためです。
 
また、頭からシャワーを浴びる場合は、決して40度以上にしないようにしましょう。40度以上のお湯は、頭皮に必要な皮脂まで流してしまうからです。すると、フケやかゆみが多くなり、頭皮環境が悪化します。
 
これが、髪の毛の成長を阻害して薄毛になるリスクを高めるのです。同時に、40度以上のお湯はキューティクルを落としやすく、髪を傷める原因ともなるので注意しましょう。以上のことから、秋から冬にかけてのシャワーの温度は、40~42度が適温といえるのです。
 

シャワーの設定温度でどう変わる? ガス代への影響を解説!

ここでは、以下の条件でシャワーの温度でガス代がどう変わるのかをみていきます。
 

1.ボイラーは一般的な都市ガスを使用
2.都市ガスの単価は171円/1立方メートル
3.シャワー1分間の水量は12リットル
4.シャワーは連続して15分間使用

 
この条件で、シャワーを40度に設定して1分間使用した場合のガス代は、約5.8円となります。よって、シャワーを15分間使用した場合のガス代は、5.8円×15分で約87円です。1ヶ月間使用すると、87円×30日で約2610円となります。
 
シャワーの温度を1度変化させると、15分の使用で約3.5円違ってくるとされています。そのため、設定温度を37度にすると、87円-(3.5円×3度)で1日約76.5円となり、1ヶ月間では約2295円です。同じように、設定温度を43度にすると、87円+(3.5円×2度)で1日約94円となり、1ヶ月間では約2820円となります。
 
つまり、夏場と冬場では、使うシャワーの温度によって1ヶ月間に最大525円(2820円-2295円)の差があるのです。これを1年間で考えると、525円×12ヶ月で約6300円となります。この価格差は、シャワーを使う家族が多くなるほど大きくなるのです。
 
以上から、シャワーの設定温度は、1度でも低くするほどガス代の節約につながることがわかります。ただし、設定温度の調整は、前章を参考にして体に負担をかけない範囲で行うようにしましょう。
 

設定温度を適切にして体に負担をかけずにガス代にやさしいシャワーを使おう


 
今回は、シャワーの温度は季節によってどのくらいが適切なのかを解説してきました。まとめると、春から夏にかけてなら37~39度、秋から冬にかけてなら40~42度が最適です。そして、なぜその温度が適切なのかも紹介しました。
 
また、シャワーの温度を変えると、ガス代にどう影響するのかも取り上げました。これにより、設定温度の違いが節約につながることもわかってもらえたことでしょう。シャワーの温度を季節に合わせて適切に設定し、体に負担をかけずにガス代も節約できるようシャワーを使いたいものです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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