更新日: 2023.05.19 家計の見直し

高収入でも節約は必要!年収850万円でも足りない家計の出費削減術

高収入でも節約は必要!年収850万円でも足りない家計の出費削減術
世帯収入だけみると余裕があるはずなのに、家計のやり繰りに苦労している、貯金できないと悩んでいる人もいるでしょう。年収が高くても貯金ができない人には、共通点があります。今回は、高収入でもお金が貯まらない理由、原因についてみていきましょう。加えて、効果的な節約方法についても紹介いたします。
FINANCIAL FIELD編集部

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高収入なのにお金が貯まらない理由とは

平均よりも世帯収入が高いのに、お金が貯まらない原因について考えていきましょう。
 

水準よりも高い価格帯の商品やサービスを選んでいる

収入が多いと、買い物をする際に、一般的な価格帯よりもレベルが高い商品やサービスを選んでいると考えられます。ちょっといいものを買いたいとか持ちたいと考えて、クオリティーや原料、ブランドといったランクを上げると、当然、価格帯も高くなります。
 
特定のジャンルや品物だけでなく、毎日食事に使う材料や飲み物、消耗品、ファッションや外食、車、旅行など、すべてのジャンル・品物・サービスにおいて、いいものを選ぶ生活を送っていると、ちょっとの差のつもりでも、積もり積もって家計を圧迫している可能性があります。
 

自己投資に重点を置きすぎている

収入が多いと、手元に残るお金が多くなり、自分自身にお金をかける余裕が生まれます。社会的地位が上がると、人脈も広くなります。パーティーやイベントなど、人前に出る機会も多く、交友関係も広いため、身だしなみや外見に気をつける必要も出てきます。
 
ファッションやアクセサリー、エステなど、自分への投資という名目でお金を使ってばかりいると、どれだけ収入があっても出費も多くなるため、貯金に回す余裕がなくなります。
 

多忙を理由に家計をチェックしていない

高い収入を得ている人は、多忙な方が多い傾向にあります。例えば共働きで、どちらも収入が高いと、たくさんお金が入っても、日々の仕事が忙しくて家計を見直す暇がないといったケースが考えられます。
 
その場合、支払わなくて済むお金まで払っている可能性があります。お金に困っているわけでもないため、入った分だけ使い、気がついたら貯金がほとんどない事態になるのです。
 

効果的な節約術とは?

高収入でも貯金がない事態を避けるためには、意識して節約することが大切です。効果的な方法について紹介していきます。
 

支出の洗い出しをする

家計の収支を見直し、支出の洗い出しを行います。具体的には、食費や被服費など、項目ごとに分けて、それぞれの出費を計算します。洗い出しをしていくと、無駄な出費がみえてくるでしょう。
 
例えば、申し込んでおいてほとんど利用しないサブスクリプションや、合っていない通話プラン、高い電気代など、見直したほうがよい項目が分かってきます。特に固定費は、解約やプランの変更などの手続きを一度行うと、毎月の出費の削減につながるため、節約効果が高くなります。
 

共働き世帯の場合は共用財布を作る

それぞれ収入を得ている共働き世帯で、すべての財布を別にしていると、節約に関する意識が低くなりがちです。節約のためには、共用の財布を作ることを検討しましょう。財布を同じにすることで、家計を二人がともに把握することができます。いくら使っているかが分かれば、節約を意識するようになります。
 
また、お金を貯める目的を明確にして、目的別に口座を分けるのもよいでしょう。家計を把握したうえで、貯金の計画を立てることが重要です。
 

自己投資をする場合は内容を考える

自己投資をする場合には、お金をかける対象と金額、リターンを考えておくことが大切です。セミナーや資格の勉強、交流会の出席などであれば、知識を深めたり、人脈を広げたり自分の将来、ビジネスにつなげたりすることができるでしょう。費用対効果を考えて、今後プラスになる出費を優先するようにしましょう。
 

高収入世帯ならではの節約を考えよう

世帯収入が高い家庭でも、使い方によって、お金があるのに貯金ができないというケースがあります。収入が多いと、生活水準を上げてしまいやすく、消費することで、幸福度が増すといったよい面もありますが、加減を考える必要があります。家計収支を見直し、無駄な出費を抑えるなどの節約を実践していきながら、貯金の計画を立てましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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