更新日: 2020.02.26 その他家計

家事代行を利用したことがある人は1割弱、利用した人はどんな家事をしてもらった?

家事代行を利用したことがある人は1割弱、利用した人はどんな家事をしてもらった?
仕事を持つ主婦は、朝から大忙し。早起きして子どものお弁当を作り、朝食の準備から片付け、洗濯を干して出勤。帰宅してからは洗濯物を取り込んで畳む。そして食事の準備、片付け…。一日中家事に追われます。休日もたまった掃除をしたり、惣菜の作り置きをしたりと、なかなか休む暇がありません。
 
たまには家事代行サービスを頼んでみたい、と思う人もいるのではないでしょうか。総務省統計局の家計調査によれば、2018年の家事代行に使ったお金は1057円に過ぎませんでした(※1)。まだ、それほど利用している人はいないようです。
 
株式会社サンケイリビング新聞社(東京都千代田区)は、「家事代行サービスについてのアンケート」を行いました(※2)。実際に家事代行サービスを頼んだことがある人は、どれくらいいるのでしょうか。
 
FINANCIAL FIELD編集部

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家事代行サービス利用経験者は7.8%。利用したいサービスは浴室掃除

まず、家事代行サービスを利用したことがあるかたずねたところ、「利用したことのある」人は7.8%にとどまりました。やはり利用経験者は少ないですね。家事にお金を払うという概念がないことや、他人を自分の家に入れて、汚いところを見せるのに抵抗があるのでしょう。
 
利用したサービス内容は、「浴室掃除」が58.1%で最も多く、次いで「キッチン掃除」、「トイレ・洗面所の掃除」と、「掃除」のサービスを利用する人が多いことがわかりました。
 
食器の片付けや洗濯など、どうしてもしなければならない家事をするのに精いっぱいで、掃除は後回しになりがちです。特に、お風呂掃除はカビ取りや湯あか取り、排水溝の掃除など、体力も時間も使います。ここは、プロの手を借りることができるとうれしいですよね。
 
利用したことのある家事代行サービスを聞くと、利用率1位は「ダスキンメリーメイド」、2位は「ベアーズ」、3位は同率で「家事の達人」と「キッズライン」という結果になりました。また、利用満足度1位は「ダスキンメリーメイド」でした。

利用のきっかけは、「プロに頼みたかったから」。サービス内容を重視

利用のきっかけについて聞いたところ、最も多い回答は、「プロに頼みたかったから」(47.5%)と最も多く、次いで「汚れが気になったから」「忙しかったから」と続きました。汚れが気になるが、忙しくて掃除ができないのでプロに頼みたいと思い、サービスを利用することになったようです。
 
利用時に最も重視したポイントは、「サービス内容」(29.7%)で、次いで「価格・料金プラン」(28.7%)、「スタッフの質」(9.9%)という結果になりました。
 
コメントを見ると、「自分では難しい場所もプロにきれいにしてもらえて助かりました。 普段、自分でどう掃除すればいいかなどのアドバイスももらえて嬉しかった」(30代女性)、「スタッフが2名来てくれ、非常に丁寧に綺麗に掃除をしてくれる。初めは他人を家に入れることに抵抗があったが、今は考えが変わった」(30代女性)というように、プロの技術の高さやスタッフの対応の良さを評価しているようです。これらのコメントを見ると、自分も頼んでみたくなりますよね。

家事以外に頼みたいことはいろいろ。役所や銀行の手続き、行列に代わりに並んでもらうなど

家事以外にあったらいいと思う代行サービスについて聞いたところ、多かったのが「役所や銀行の手続き」、「行列に代わりに並んでくれるサービス」、「部屋の模様替え」という意見でした。
 
「仕事を代わりにしてくれたら…無理か…」(30代女性)というちょっと無理な願望や、「やらなきゃいけない家事をがんばったら褒めちぎってくれるサービス。モチベーションになる」(40代女性)など、誰かにお願いしたいことはいろいろあるようです。
 
働く主婦は、仕事に加え、ほとんどの家事を負担している人が多いのではないでしょうか。家族に手伝ってもらえば、といっても、洗濯の干し方や畳み方にこだわりがあるなど、なんだかんだ自分でやってしまいがちです。とはいえ、たまには休息も必要。お金はかかりますが、自分へのご褒美として家事代行サービスを頼んでみるのもいいかもしれませんね。
 
出典
※1:総務省統計局 家計調査「2018年 品目分類 1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格」
※2:サンケイリビング新聞社「家事代行サービスについてのアンケート」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部