更新日: 2020.12.28 貯金

驚きの金額?夫には内緒の主婦の「へそくり」いったいいくら貯めているの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

驚きの金額?夫には内緒の主婦の「へそくり」いったいいくら貯めているの?
堂々とする貯金もあれば、誰にも内緒でこっそり貯めている“へそくり”もあるでしょう。みなさんはそんな“へそくり”、していますか?
 
今回は主婦の“へそくり”の実態を探るべく、株式会社GVが発表した、“へそくり”に関する意識調査の結果(※)を見てみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

意外に貯め込んでいる人が多い! 主婦の“へそくり”の平均金額

この調査は、“へそくり”をしている既婚女性500人(共働き・専業主婦問わず)を対象に行われたもの。ずばり、“へそくり”の金額からチェックしてみます。
 
【現在の“へそくり”額は?】

1位:5万1円~10万円 18.4%
2位:10万1円~20万円 17.8%
3位:40万1円~60万円 10.8%
3位:100万1円~300万円 10.8%
5位:1万1円~3万円 9.2%
6位:20万1円~40万円 8.6%
7位:~1万円 7.0%
8位:3万1円~5万円 6.6%
9位:60万1円~100万円 5.4%
10位:300万1円~500万円 2.8%

 

主婦の“へそくり”金額のランキングは、上記のとおり。5万1円~20万円の金額を貯め込んでいる人が多いようです。
 
バラつきがありますが、専業主婦、兼業主婦ともに回答していることから、金額の幅が広がっているということも考えられそうです。平均値は94万976円という結果になりました。
 
平均で1人あたり100万円近くを“へそくり”しているという事実は、なかなか驚きなのではないでしょうか。
 
さて、これだけのお金を貯めるのに、何年かかるのでしょうか。
 
【“へそくり”している期間は?】

1位:1年以上~3年未満 38.4%
2位:1年未満 22.8%
3位:3年以上~5年未満 17.8%
4位:5年以上~10年未満 12.4%
5位:10年以上 8.6%

 

この結果を見ると、およそ8割の主婦は“へそくり”を始めて5年未満ということがわかります。一方で、およそ9人に1人は10年以上こっそり貯め続けているということも。いったいどこに“へそくり”を隠し続けているのでしょうか?
 

参考にしたい、“へそくり”の隠し場所とは

気になる“へそくり”の隠し場所について見てみましょう。
 
「口座派」は308人、「現金派」は189人に分かれました。残りの24人は、「その他(ポイント・商品券など)」と回答しています。口座派、現金派の具体的な隠し場所は以下のとおり。
 
【“へそくり”の隠し場所は?】
 

<口座派>
1位:ネット銀行 92人
2位:ゆうちょ銀行 78人
3位:地方銀行 76人
4位:都市銀行 68人
5位:信託銀行・証券口座 13人
6位:その他(協同組合など) 5人

 

<現金派>
1位:クローゼット・タンス 98人
2位:机の引き出し 38人
3位:キッチン(食器棚・冷蔵庫) 27人
4位:本棚・書籍に挟む 19人
5位:その他 8人
6位:洗面所・脱衣所 5人

 
口座派でもっとも多かったのが、ネット銀行でした。
 
たしかに書面での通知やリアルな通帳がないため、夫や家族にバレにくいというメリットがありそうです。逆に広域展開で利便性の高い都市銀行より地方銀行のほうが多いという結果は、そもそも“へそくり”は貯めるもので頻繁に引き出すものではないという意識の現れなのかもしれません。
 
現金派については、鉄板ともいえる「クローゼット・タンス」がダントツの1位に。
 
まさかお金が隠してあるとは思わない冷蔵庫や、洗面所・脱衣所に隠している人もいるのですね。みなさんそれぞれ見つからないようかなり工夫をこらしていることがわかります。
 
「主人が家事を手伝う事はほとんどないので自分の衣類ケースの中に通帳を隠しています。(30代/へそくり額100万円・へそくり歴2年)」といった夫の怠惰(!?)を逆手に取る方や、「旦那にへそくりがバレそうになった時は、『これは食費だ』と誤魔化しています。(30代/へそくり額200万円・へそくり歴6年)」といった、あらかじめもっともらしい言い訳を用意しておくという方も。
 
“へそくり”をする際の参考になりそうですね。
 

夢は大きく! “へそくり”の目標額の平均

最後に、“へそくり”の目的、目標金額について見てみましょう。
 
【“へそくり”の目的と目標額は?】
 

<目的>
1位:いざというときの備え 292人
2位:自分へのご褒美のため(美容・被服など) 178人
3位:趣味・娯楽のため(遊興・旅行など) 119人
4位:子どものため 116人
5位:老後のため 105人
6位:独身時からの貯金 89人

 

<目標額>
1位:50万1円~100万円 34.6%
2位:5万1円~10万円 13.0%
3位:10万1円~30万円 10.2%
3位:300万1円~500万円 10.2%
5位:500万1円~1000万円 8.2%
6位:30万1円~50万円 7.6%

 

“へそくり”というと自分のために使うイメージが強そうですが、意外にも1位は「いざというときの備え」という回答に。
 
みなさんしっかり考えて“へそくり”をしているようです。なかには子どものために貯めているという人や、独身時代からの貯金をそのまま“へそくり”として増やしているという人も。
 
そしてその“へそくり”の目標額としてもっとも回答が多かったのは、50万1円から100万円でした。無理なく貯められる金額かつ達成感のある、区切りのいい100万円を目下の目標に定める人が多いのでしょうか。
 
目標額の平均値は275万8432円という結果に。現在の“へそくり”金額の平均が94万976円ですので、みなさんまだまだ道半ばといったところなのでしょうか。
 
ここまで貯まったらご褒美に豪華なランチを食べる……など、目標額に達するまで自分のモチベーションをうまく上げつつ、コツコツ貯めていきたいものですね。
 

[出典]
※株式会社GV「【まねーぶ調べ】夫にはナイショの貯金…主婦のへそくり額は平均94.1万円」(株式会社共同通信ピー・アール・ワイヤー)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

ライターさん募集