更新日: 2023.03.24 年収

「年収が高い人はクラシックを好む」は本当?アニソン好きは稼げない!?

「年収が高い人はクラシックを好む」は本当?アニソン好きは稼げない!?
クラシック音楽の高貴なイメージから、「年収が高い人ほどクラシックを好む」と考える方は多いのではないでしょうか?
 
実際には、各地で毎日のようにクラシックコンサートが開催されており、なかには無料やワンコイン500円で鑑賞できる催しもあります。
 
果たして、本当に年収の高い人にはクラシック好きが多いのか? 対して、アニソン好きは高収入を望めないのか? 年収とクラシック音楽の関連性について、調査してみました。
FINANCIAL FIELD編集部

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【結論】年収が高い人はクラシックを好む!

結論からいうと、年収が高い人はクラシックを好む傾向にあるといえます。
 
情報サイト開発・運営をおこなう株式会社キャリアインデックスは、2016年に全国の20~59歳の男女1000人を対象に、好きな音楽の分野と年収の関連について調査をおこないました。
 
その結果、年収700万円以上の層では36.5%、500~700万円では23.8%、500万円未満では20.5%が「クラシック音楽が好き」と回答したことがあきらかになりました。
 
一方、アニソンが好きと答えた割合は、年収700万円以上が6.1%、500~700万円が10.2%、500万円以下が15.5%と、年収が下がるほど高くなるという興味深い結果も得られています。
 
1000人の就労者を対象とした限定的な調査ではありますが、年収とクラシック好きの割合の関連性は、少なからずあるといえるのではないでしょうか。
 

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クラシックは高所得者のたしなみ!? 年収と関連づけられる理由とは

なぜ、年収が高い人ほどクラシックを好む傾向にあるのでしょうか?
 
ここでは、考えられる2つの主な理由をご紹介します。
 

コンサートは高所得者の社交場

海外では、オペラハウスが、セレブリティや上流階級のビジネスパーソンの社交場となっています。クラシックを聴く機会やクラシック音楽の知識は、富裕層同士のコミュニケーションにおいて欠かせないものです。
 
ただ、これは海外に限った話ではありません。日本でも、芸術文化事業への支援として、交響楽団の賛助会員となっている有名企業が多数存在します。
 
つまり、名の知れた企業との取り引きが増えれば、取引先が出資する楽団のコンサートに招待されることも増え、おのずとクラシック音楽に触れる機会も作られやすくなるのです。
 
付き合いでクラシックコンサートに足を運ぶうちに心酔したり、周りの経営者やビジネスパーソンとのコミュニケーションのために知識を少しずつ身につけた結果好きになったりすることは、十分に考えられるでしょう。
 

「知能」とクラシック好きの関連性

アメリカの大学が1993年に実施した社会調査では、知能の高い人ほど、楽器中心のクラシックやビッグバンド、イージーリスニングを好む傾向にあると判明しています。また、知能が高くなるほど、人の声を用いた声楽曲より、器楽曲を好むこともあきらかにされました。
 
さらに、1986年のイギリスでの研究でも同様の結果が得られ、知能が高い10代ほど、楽器中心のクラシックやライトミュージックを好む傾向にあることも分かったのです。
 
この結果は、IQが高い人ほどクラシックを好む傾向が強いことを示しており、知能が高く優秀な高収入の人に、クラシック好きが多い理由の一つに数えられるでしょう。
 

まとめ

音楽の好みと年収に関連するデータは少なからず存在しますが、これらはあくまで参照データです。高収入の芸能人などにアニソン好きが多いことからも分かるように、すべてのケースに当てはまるわけではありません。実際に、年齢や性別、自分で認識している性格によって、好む音楽が異なるというデータもあります。
 
ただ、高所得者にクラシック好きが多い傾向にあることは確かなため、ある程度の知識を備えておくことで、ビジネスシーンでのコミュニケーションに活かせるかもしれません。
 

出典

株式会社キャリアインデックス CAREER INDEX年収・転職 実態調査 vol.11
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部