最終更新日: 2021.02.02 公開日: 2021.02.03
相続

ステイホーム中に終活を考えよう。前編「お墓のこと」

コロナの影響で、日常の過ごし方は「ステイホーム」が主流です。帰省もままならない今だからこそ、お墓やお葬式のあり方を考えてみませんか。思いを持ち寄ることで、家族の絆が深まるかもしれません。
 
宮﨑真紀子

執筆者:

執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

宮﨑真紀子

執筆者:

執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

エンディングノートは終活の整理アイテム

在宅時間が増えて、終活をしたいと思う人が増えています。「終活」の内容は多岐にわたりますが、一般的には下記のようなものがあります。

(1)持ち物の整理
(2)エンディングノートの作成
(3)遺言書の作成(相続対策など)
(4)お墓に関すること(墓地の購入や墓じまいなど)
(5)葬儀に関すること(生前予約など)

が代表例です。
 
特に60~70代の方たちはエンディングノートに関心が高いようですが、ノートを前に逡巡(しゅんじゅん)しているという話も多く耳にします。ここは「備忘録」と考えて、書きやすいところから埋めていくことが手を付けるコツのようです。
 
エンディングノートは残された家族に伝えたい「引き継ぎ書」の役割を果たします。「エンディング? そんなことは考えたくない」と敬遠している方にとっても、手に取ることで、申し送りの段取りを整えるツールとして役に立つと思います。
 
エンディングノートには、お葬式とお墓の項目があります。この2つは希望を記入するだけではなく、家族でしっかりと話し合っておくことがお勧めです。どちらも亡くなった人だけのものではありません。
 
むしろ残された家族にとって、より重要な意味をもつものだからです。
 

お墓のバリエーションは増えている

近所の仏具店の店頭に「樹木葬」の広告が目立つようになりました。この店舗は、お墓の取り扱いもしています。これまで墓石や霊園の案内をしていたスペースが樹木葬に入れ替わったということは、こちらのニーズが増えたと考えられます。
 
1年ほど前にお墓の相談を受けたことがあります。女性の相談者は樹木葬を希望されていました。ご家族は従来の一般墓に入ることが決まっているが、自分自身はどうしても土に還りたいので、里山で樹木葬にしてほしいとのことでした。
 
当初は難色を示していたご家族も納得され、ハイキング気分で場所探しをしていると話されていました。その後、お墓に詳しい専門家の知見を得て、条件に合う墓地を見つけることができたと報告を受けました。
 
近年樹木葬の関心が高まり、郊外だけではなく比較的都心に近い場所にも選択肢が増えました。その理由には、「自然に還りたい」だけでなく、「子や孫に管理の手間を掛けさせたくない」という思いがあるようです。
 
お墓の種類は大きく分類すると下記のようなものがあります。

(1)一般墓 従来の形式の墓 「○○家」土地使用権と墓石
(2)納骨堂 屋内墓でロッカー式や自走搬送式などがある
(3)樹木葬 墓石の代わりに木や草花を植えた墓地に埋葬
(4)永代供養墓 供養塔で合祀(ごうし)するタイプ

一般墓の場合は管理が必要です。コロナ禍で、お墓の清掃などを気にされている方も多いのではないでしょうか。地方にあるお墓を“墓じまい”して、自宅近くに引っ越しされる場合もあります。
 
お参りに便利なのは納骨堂のタイプです。駅近の立地が人気のようです。少子化や“おひとりさま”が増えたことで、永代供養墓の希望も増えています。はじめから供養塔などで合祀する以外に、一定の期間の後合祀する場合などさまざまなパターンがあります。
 
「残された家族に迷惑を掛けたくない」と、ご本人は合祀を選ばれても、当のご家族は「少なくともしばらくの間は個別墓で悼みたい」と思われているかもしれません。
 
また、お墓は相続財産に算入されないことから「子どもに経済的な負担を負わせたくない」と、早々に準備される方もいますが、その場合も、やはり場所や形態など、詳細に話し合うことは必要だと思います。
 
執筆者:宮﨑真紀子
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士
 

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